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メカノセンサーチャネルを標的とした新たな骨形成促進

研究課題

研究課題/領域番号 20K21683
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分57:口腔科学およびその関連分野
研究機関佐賀大学

研究代表者

城戸 瑞穂  佐賀大学, 医学部, 教授 (60253457)

研究分担者 西山 めぐみ  佐賀大学, 医学部, 助教 (00802844)
吉本 怜子  佐賀大学, 医学部, 助教 (70878181)
本田 裕子  佐賀大学, 医学部, 教務職員 (60295053)
研究期間 (年度) 2020-07-30 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
キーワードメカノセンサー / 骨代謝 / メカノバイオロジー / イオンチャネル / 骨形成 / 骨減少 / コラーゲン
研究開始時の研究の概要

骨粗鬆症による骨折の防止は、高齢化社会における喫緊の課題である。骨折予防を目的とした現在の医療介入は、多様な薬剤選択も可能となり効果が上がっている。その一方で、健康寿命の延伸を担保する骨の量と質の維持には未だ課題が多い。古より力学的な負荷が骨量を増やし、負荷の減少により骨は弱くなることがよく知られている。私たちは、細胞への圧入や牽引の力の大きさに応じてイオン透過性を制御するメカノセンサーイオンチャネルPiezo が骨芽細胞に強く発現し、骨基質産生に関連することを見いだした。このチャネルのヒト遺伝子異常は骨形態異常を伴うことから、このイオンチャネルを創薬標的として研究を進める。

研究成果の概要

社会の高齢化に伴い骨粗鬆症患者数は増加の一途を辿り、骨折は認知症の発症や生命予後にも関わることから、その解決は喫緊の課題である。近年の骨粗鬆症治療薬の発展が効果が上がっているが、未だ副反応などの課題もある。そこで、骨形成を促す新たな標的として骨形成の適刺激である力のセンサーであるメカノセンサーイオンチャネルを位置付け、骨形成および骨吸収への関わりをマウスモデルを用いて明らかにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

寝たきりや無重力のような力の負荷の減少は骨は弱くし、力が加わると骨が増えることはよく知られている。近年、力刺激の大きさに応じて膜電流量を変化させるイオンチャネル、Piezoチャネルが骨の力の受容センサーとして研究が進んできたが、未だその機能は不明な点が多い。私たちは特異的抗体の作製に成功し、超解像顕微鏡観察により、Piezo1, Piezo 2が骨芽細胞に強く発現し、細胞内の特有の構造的特徴を示すことを明らかにした。

報告書

(1件)
  • 2023 研究成果報告書 ( PDF )

URL: 

公開日: 2020-08-03   更新日: 2025-01-30  

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