研究課題/領域番号 |
20K21711
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
古武 弥一郎 広島大学, 医系科学研究科(薬), 教授 (20335649)
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研究期間 (年度) |
2020-07-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2021年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | p62 / 核蓄積 / パーキンソン病 |
研究開始時の研究の概要 |
本来細胞質でオートファジーにより選択的に分解されるタンパク質p62が核に蓄積するという非常にユニークな現象を見出した。そこで本研究では、この現象を解明するとともに、p62核蓄積を指標にしたPD環境因子探索系構築のための基礎検討を行う。
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研究成果の概要 |
本来細胞質で分解されるp62タンパク質が特定の条件下で核に蓄積するという知見を基に、p62が核蓄積を引き起こす条件を探索する系を確立した。現在のところ低濃度MPP+のみが再現性よく核蓄積を引き起こすことが明らかとなった。一方、p62の核における機能を探るため、p62と結合するタンパク質を探索したところ、p62結合タンパク質としてタンパク質Xが見出されたため、その結合部位を同定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
p62は選択的オートファジーの基質であり、細胞内でさまざまな役割を有する。そのため、期間内に挙げた研究成果を基に本研究がさらに発展し、p62核蓄積がどのような物質、どのような条件で起こるかが判明して核蓄積がもたらす影響の全貌が明らかになると、細胞生物学的に未解明の現象を解明する手がかりとなることが考えられる。また、パーキンソン病をはじめとする関連疾患の病態解明などにつながる可能性が期待される。
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