研究課題/領域番号 |
20K21724
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪公立大学 (2022) 大阪府立大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
中村 裕美子 大阪公立大学, 研究推進機構, 客員教授 (10299266)
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研究分担者 |
真嶋 由貴恵 大阪公立大学, 大学院情報学研究科, 教授 (70285360)
松田 健 阪南大学, 経営情報学部, 教授 (40591178)
桝田 聖子 大阪公立大学, 大学院情報学研究科, 准教授 (10454729)
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研究期間 (年度) |
2020-07-30 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2022年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2021年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | チャットボット / 認知症 / 家族 / 意思決定支援 / AIチャットボット / 意思決定 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は, AIチャットボットによる認知症患者の家族ための意思決定支援システムを開発することを目的とする.今回開発するAIチャットボットは,人工知能を組み込んだコンピュータが人に代わって対話するシステムである.1年目と2年目には,認知症にかかわる意思決定支援AIチャットボットのデータベースの構築,Webサイトおよび文献から,テキストマイニングにより,家族からの質問と回答リスト作成し,樹系図ツリーを構造化する.AIチャットボットシステムの開発.テキストによる対話機能を実現する.3年目には,AIチャットボットシステムの実証実験を行い.システムの見直し課題を抽出し修正し,システムを完成させる.
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研究実績の概要 |
構築したチャットボットシステムを用いて、認知症家族の認知症に関する質問事例について、専門書の回答例とペアにして心的態度を表すモダリティを中心に データの分析を行った. 具体的には、質問データを分類するための極性辞書の構成を行い、質問のデータにラベルをつけて、質問群と回答群を作成した。また、学習データを質問文のみとし、k-means法による分類を行なった。既存資料からの質問と回答のペアのデータに対して、k-meansの分類結果から回答群を構成し、同じクラスに属する質問と回答の関係を考察した。また、チャットGPTを活用し、事例集にある質問を問いかけ、専門書の回答との比較を行いモダリティの違いについて考察した。 今後は、質問ラベルと回答ラベルを作ってチャットボットを作ることで回答の精度を高めるという方法を提案する.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
チャットボットシステムの返答の精度の向上のため、学習データを増やす必要があるが、データ収集に時間を要している。
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今後の研究の推進方策 |
開発しているチャットボットシステムの返答の精度向上のため、既存の他のチャットボットシステムを用いた結果と合わせた確認作業を行っていく予定である。
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