研究課題/領域番号 |
20K21752
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分59:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
田中 悟志 浜松医科大学, 医学部, 教授 (10545867)
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研究分担者 |
小宅 一彰 信州大学, 学術研究院保健学系, 准教授 (90803289)
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研究期間 (年度) |
2020-07-30 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2022年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | リハビリテーション / 動機づけ / 脳卒中 / 心理学 / 教育工学 / 行動科学 / 患者中心医療 / 学習科学 |
研究開始時の研究の概要 |
リハビリテーションへの高い意欲は、患者さんの回復への重要なカギの一つです。しかし,リハビリテーションにおける動機づけ方略は未だ体系化されておらず,患者さんの意欲を高める方法は個々のセラピストの知識や経験に任されているのが現状です。本研究の目的は,脳卒中患者さんの意欲を高める体系的な介入プログラムを創出し,その効果を検証することです。
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研究成果の概要 |
本研究では、脳卒中リハビリテーションにおける患者の意欲向上を目的に、セラピストの動機づけ方略の使い分けを明らかにし、患者とセラピストの動機づけ要因に対する認識の違いを示した。さらに、動機づけモデルARCS-Rを開発し、その臨床適用可能性を確認した。これらの知見は、患者中心の動機づけ介入の開発に寄与し、脳卒中のみならず他の疾患や障害に対するリハビリテーション医療の質向上につながる重要な基礎データとなる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、これまで個々のセラピストの経験に依存していたリハビリテーションにおける動機づけ方略を体系化し、患者中心のアプローチの重要性を示した点、開発した動機づけモデルARCS-Rは、臨床現場で活用可能な実践的ツールとして示した点に学術的意義や社会的意義がある。本研究成果は、脳卒中患者のリハビリテーション参加を促進し、機能回復と生活の質の向上に寄与すると期待される。
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