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生体恒常性維持における新たな骨組織の役割

研究課題

研究課題/領域番号 20K21762
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分59:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
研究機関熊本大学

研究代表者

吉澤 達也  熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 准教授 (40313530)

研究期間 (年度) 2020-07-30 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2021年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
キーワード骨組織 / ホルモン / 臓器連関
研究開始時の研究の概要

骨組織は体を支持する役割に加え、ホルモンを分泌して様々な生体機能を調節するため、骨疾患は全身の恒常性維持にも影響する。しかし、今までに発見された骨ホルモンのみでは示唆されている骨組織による生体恒常性維持を全て説明することはできていない。
最近我々は、エピゲノム因子であるSIRT7の解析から、これまでに報告された骨ホルモンでは説明できない分子機構により、骨組織がいくつかの生体機能を調節している可能性を見出した(未発表)。そこで本研究では、骨芽細胞/骨細胞特異的Sirt7 欠損マウスを足がかりに、骨組織による新たな生体機能調節の発見、およびその分子機構の解明を目指す。

研究成果の概要

我々は、骨を作る骨芽細胞に発現しているSIRT7(老化・様々な代謝・がんの調節因子として重要な役割を担っているサーチュインの一つ)が、肝細胞がんの発育進展、糖代謝、腸内細菌叢を調節できることを発見した。また、骨組織で優位に発現する分泌タンパク質の遺伝子を見つけた。現在この遺伝子の骨芽細胞特異的ノックアウトマウスを作成しており、今後これらのマウスを用いた新規骨ホルモンの発見・確立が期待される。

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、骨組織がホルモンを分泌し、様々な生体機能を調節していることが徐々に明らかとなってきた。我々は骨組織による新たな生体機能調節能の発見、およびその分子機構の解明を目指している。我々が挑戦している新たな骨ホルモンの発見は、生命現象の根幹に関わる研究であり生物学的に非常に大きな意義を持つばかりか、今後、骨組織が他臓器の疾患の治療標的となることが期待される。

報告書

(3件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-08-03   更新日: 2023-01-30  

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