研究課題/領域番号 |
20K21771
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分59:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 日本体育大学 |
研究代表者 |
田村 優樹 日本体育大学, 体育学部, 准教授 (20794978)
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研究期間 (年度) |
2020-07-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2022年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ミトコンドリア / 骨格筋 |
研究開始時の研究の概要 |
より効果的な骨格筋萎縮や代謝疾患の治療を実現するためには、骨格筋のミトコンドリアの機能を正しく測定することが必要となる。従来のミトコンドリアの機能評価法では、対象としたミトコンドリアを均質な集団であることを前提としたものである。しかし、骨格筋のミトコンドリアは、機能的な不均質性・多様性を有する可能性を見出した。つまり、従来の手法では、微小であるが生物学的・疾患発症プロセスにおいて重要な変化が生じていたとしてもその変化を検出できないといった課題が生じることになる。そこで、本研究では、ミトコンドリアの空間情報(不均質性・多様性)を保持しながら、ミトコンドリアの機能を評価する新しい手法の開発に挑む。
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研究成果の概要 |
より効果的な骨格筋萎縮や代謝疾患の治療を実現するためには、骨格筋のミトコンドリアの機能を正しく測定することが必要となる。しかし、従来のミトコンドリアの解析法は、骨格筋のミトコンドリアを均質溶液化することで評価されており、ミトコンドリアの不均質性・多様性は評価できなかった。本研究では、骨格筋のミトコンドリアのATP産生能力をミトコンドリアの空間情報を保持しながら評価する新たな手法を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、空間情報を保持しながら骨格筋のミトコンドリアの機能を評価できる手法が開発されたことにより、微小であるが重要なミトコンドリアの機能的変化を評価できるようになった。このような技術は、骨格筋に関わる病態の一層の理解や治療法やリハビリテーションの開発に寄与することが期待される。
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