研究課題/領域番号 |
20K22193
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0109:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 成蹊大学 |
研究代表者 |
川又 泰介 成蹊大学, 理工学部, 助教 (60881787)
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研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | オンライン講義 / オンデマンド講義 / 学習評価 / 不正防止 / 通信教育 / 非同期型講義 / 生体認証 / パターンマッチング |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は,Webカメラを用いて学生の正面画像を取得し,学生が講義映像の主要箇所を視聴しているかどうかを自動的に判定することが可能な学習評価システムの開発である.オンライン教育の急速な普及に対し,Webテストでの学習評価が困難であることから,オンライン講義への受講態度も成績評価に含められることが望ましい.しかし,オンライン講義の中でも非同期型の通信講義は,学習中に取得した操作ログなどの煩雑かつ視認性の低い情報でしか判断することができない.そのため本研究では,非同期型のオンライン講義における学習状態を評価し,学生が確かに学習していることを認証するシステムの開発を行う.
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研究成果の概要 |
学習者のオンライン講義とは無関係な行動を検知するために,学習行動を自動的に評価する方法を提案した.学習者と教授者の姿勢情報を抽出し,オンライン講義のある時点での教師の姿勢を学習者の姿勢から推定するモデルを事前に構築することで,推定値と実測値の誤差から学習行動の正統性を評価することが可能となる.シミュレーション環境において評価を行った結果,提案手法が90%程度の学習者について,講義と無関係な行動を検出できる可能性が示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により,オンライン会議等におけるカメラオフ時の聴講者の行動が,発表者の行動に対して反応しているかどうかを,発表者(管理者)の観察なしで評価できる手法を提案した.これは,通信教育機関における学習評価の補助的な情報になりうる他,テレワークなどでの勤怠評価にも応用可能である点に社会的意義が存在する.
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