研究課題/領域番号 |
20K22449
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0304:建築学およびその関連分野
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研究機関 | 東京都市大学 (2021) 早稲田大学 (2020) |
研究代表者 |
中川 純 東京都市大学, 建築都市デザイン学部, 准教授 (60875293)
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研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 熱的快適性 / 移動計測 / オープンソースハードウエア / 移動空間 / 放射温度 / 半屋外 / 不均一 / 非定常 |
研究開始時の研究の概要 |
住宅やオフィス等の多様な活動量を加味した熱的な快適性を評価する手法の必要性が高まっている.これを実現するには,人間の行動や心理・生理を加味しながら,我々はどのようなときに快適・不快と感じるかをライブ状態で計測し,そこから不 均一・非定常な熱的快適性に関する知見を得る必要がある.これらの課題に対して,本研究では(1)人間の代謝量と心理量を加味しながら放射温度を含めた温熱環境を計測するウエアラブルデバイスを開発し,(2)このデバイスを用いて計測し,(3)得られたデータと評価から不均一・非定常な熱的快適性の評価を行う.以上の3つの研究項目を進めることで,不均一・非定常な温熱環境の評価手法を確立する.
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研究成果の概要 |
本研究は,空間性と人間の行動や心理・生理を加味しながら,我々はどのようなときに快適・不快と感じるかをライブ状態で計測し,そこから動的な熱的快適性に関する知見を得ることを目的としている.本研究によって温湿度,上下放射温度計,照度計,風速,位置情報,快不快申告値をインターネットに接続したWi-Fiに接続することで自動的にgoogleスプレッドシートに蓄積するシステムを開発・構築し,その回路図と基板を公開した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,気温,湿度,放射温度,照度,風速,位置情報,および被験者の心理量の申告を1秒間隔で計測し,自動的にサーバにアップする装置を,オープンソースハードウエアを用いて開発している.従来では難しかった移動中の動的な温熱環境を,心理量を含めて同時に測定する装置を開発しており,まだ課題はあるが,本装置を実際の半屋外空間の評価に用いている.センサ部の改良やソフトウエアの工夫は、今後広く適用可能な成果である.
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