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超高磁場(7T)MRI装置を用いた脳動脈瘤拍動の可視化

研究課題

研究課題/領域番号 20K22498
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0403:人間医工学およびその関連分野
研究機関京都大学

研究代表者

赤坂 太  京都大学, 医学研究科, 特定助教 (00883224)

研究期間 (年度) 2020-09-11 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード7T MRI / 脳動脈瘤 / 拍動 / GRASP / 超高磁場MRI / 7T / MRI / 超高磁場
研究開始時の研究の概要

未破裂脳動脈瘤患者は破裂により30-50%が死亡し、約30%に後遺障害が残るとされ、患者の予後は破裂の有無に大きく依存する。近年、動脈瘤の先端に発生する小さなブレブの拍動が破裂率に相関するとの報告があり、大きさだけでなく、部位・形状・拍動を元にしたより正確な破裂率の評価法が求められている。本研究では超高磁場(7T)MRIを用い、体幹部や心臓の撮像で近年注目されているGRASPと呼ばれる撮像法を脳血管画像用に改良することで、脳動脈瘤の拍動をより詳細に描出し、定量評価可能な手法を開発するための基礎技術を確立することを目指す。

研究成果の概要

本研究の目的は7T MRIを用いて脳動脈瘤およびその拍動をより詳細に描出し、定量的に評価可能な手法を開発するための基礎を確立することにあり、研究成果として拍動ファントムの作成、7T MRI用パルスシーケンスプログラム(ラジアル3D-T1強調画像)の作成、再構成プログラム(GRASP)の改良が挙げられる。ファントムの疑似動脈瘤は安定して長時間にわたり、任意の脈拍数で、最大で2mmほど拍動させることができ、7T MRIを用いて任意の空間的解像度、任意の時間的解像度の3次元動画として描出することに成功した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

脳動脈瘤の破裂は未だに予後不良な重篤な疾患である。研究代表者の知る限り、壁運動を伴う疑似脳動脈瘤の拍動ファントムは現存せず、ラジアルスキャンと圧縮センシングの技術を用いたGRASPと呼ばれる最新の撮像法を改良して7T MRI上で拍動ファントムを撮像し得たことは、脳動脈瘤の拍動の描出および破裂率を正確に予測する上での重要な一歩であると考える。

報告書

(3件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-09-29   更新日: 2023-01-30  

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