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免疫チェックポイント分子を応用したミセル型ナノ粒子ポリマーワクチンの創出

研究課題

研究課題/領域番号 20K22823
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0901:腫瘍学およびその関連分野
研究機関日本大学

研究代表者

塚本 昌子  日本大学, 医学部, 専修指導医 (80570910)

研究期間 (年度) 2020-09-11 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード免疫チェックポイント / T細胞 / T細胞
研究開始時の研究の概要

様々な抗がん剤やがんワクチンが臨床応用されているが、進行した腫瘍では免疫細胞の疲弊化や制御性T細胞の増加など局所環境が免疫抑制状態に陥る『がん微小環境』による無効化が障害となっている。ナノ粒子ワクチンは、ミセル化ナノ粒子内から薬物放出するため、血中濃度の持続、腫瘍への薬物の移行量の増加など、効果的に薬剤を腫瘍に到達させることを考慮した投薬が可能である。本研究は『がん微小環境』を打破するために、腫瘍免疫に重要なT細胞とナチュラルキラー(NK)細胞に注目して免疫チェックポイント分子を活用し、より効率的な抗腫瘍効果を期待できる新しいナノ粒子ポリマーのがんワクチンの創出を目的とする。

研究成果の概要

がん治療で治療抵抗性となるがん微小環境を打破するために、DNAM-1とTIGITの共通リガンドであるCD155を改変し、活性と抑制のバランス制御できるワクチンの創出を目的として、T細胞活性のTCRとDNAM-1、抑制のTIGITの関係について研究を行った。TIGITの存在によりTCRは抑制された。CD155と結合するDNAM-1とTIGITでは、DNAM-1の反応が強く、DNAM-1よりTIGITに結合しやすいことが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

進行した腫瘍では免疫細胞の疲弊化や制御性T細胞の増加など局所環境が免疫抑制状態に陥る『がん微小環境』による無効化が障害となっている。その打破として様々な抗がん剤やがんワクチンが臨床応用されており、免疫チェックポイント阻害薬もあげられる。TIGITは免疫チェックポイント分子の1つであり、次世代の免疫チェックポイント阻害薬として開発が進められている。T細胞の活性化の過程でTIGITが重要であることが示唆された。

報告書

(3件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-09-29   更新日: 2023-01-30  

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