• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

血中マイクロRNA編集を用いた大腸癌の新規リキッドバイオプシー技術の確立

研究課題

研究課題/領域番号 20K22848
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0901:腫瘍学およびその関連分野
研究機関岡山大学

研究代表者

武田 正  岡山大学, 大学病院, 医員 (20872980)

研究期間 (年度) 2020-09-11 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードRNA編集 / 大腸癌 / PCR / 上皮間葉形質転換 / RNA editing / リキッドバイオプシー / 血液 / miRNA / liquid biopsy / Liquid biopsy
研究開始時の研究の概要

発癌には多彩なepigeneticな変化が関わっており、RNA編集はその一つである。消化器癌では、RNA編集酵素の一つであるADAR1の発現が上昇し、標的となるRNAの塩基置換が促進されることで、癌の悪性度が増す。RNA編集は主にlong RNAにつき解析されてきたが、近年、癌におけるマイクロRNA編集の上昇が注目され始めた。マイクロRNAは血液中でも安定して存在しており、リキッドバイオプシーの対象として最適である。我々は、血液中で安定して存在するマイクロRNAのRNA編集に着目し、大腸癌における新規リキッドバイオプシーの技術を確立したいと考えた。

研究成果の概要

癌細胞は治療の過程で性質が変化していくため、原発巣の情報がそのまま転移巣でも同じ確証はない。我々は、これまでのRNA編集の解析結果から、リキッドバイオプシーの概念がDNAのみならずRNA編集にも応用できるのではないかと考えた。しかし、次世代シークエンサーを使用したRNA編集解析は高価なうえ、RNAが多くないと解析できず、血液に含まれている腫瘍由来の微量な編集型miRNAを検出することはできなかった。
我々は、TaqmanPCR primerを新規に開発することで、この技術的な課題を克服することができた。微量のRNAからでも、腫瘍細胞のマイクロRNAのRNA編集を検出することが可能となった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

消化器癌では、RNA編集酵素のAdenosine deaminase acting on RNA 1 (ADAR1)の発現が上昇し、標的となるRNAの塩基置換が促進されることで、癌の悪性度が増す。RNA編集は主にlong RNAにつき解析されてきたが、近年、癌におけるマイクロRNA編集の上昇が注目され始めた。マイクロRNAは血液中でも安定して存在しており、リキッドバイオプシーの対象として最適である。我々は、血液中で安定して存在するマイクロRNAのRNA編集の解析をTaqmanPCRで行う方法を完成させた。大腸癌患者の血液におけるmiRNA editingを実際に解析できるようになった。

報告書

(3件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 腸内細菌が誘導するRNA編集は炎症関連発癌におけるfield cancerizationを促進する2021

    • 著者名/発表者名
      高橋一剛、武田 正、藤原 俊義
    • 学会等名
      第80回日本癌学会学術総会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書

URL: 

公開日: 2020-09-29   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi