研究課題/領域番号 |
20K22871
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0902:内科学一般およびその関連分野
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
小野 幸果 京都大学, 医学研究科, 特定病院助教 (90878604)
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研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 乳がん / PMRT / DIBH / VMAT / Knowledge-Based planning / 乳癌 / Knowledge-based planning |
研究開始時の研究の概要 |
過去の照射データを活用した治療計画モデルを作成することによって、強度変調回転放射線治療(VMAT)と深吸気息止め照射(DIBH)を併用した全乳房切除術後の放射線治療計画を自動化し、晩期の肺臓炎や心毒性といった副作用のリスクをを軽減しうる最適なプランを短時間に作成することが可能となる。その結果、副作用の少ない治療がPMRTを受ける多くの乳癌患者に提供可能になると考える。また、実臨床上使用可能であることを確認し、本モデルの妥当性の評価を行う。
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研究成果の概要 |
強度変調回転放射線治療(VMAT)と、深吸気息止め照射(DIBH)を用いた乳房全切除術後放射線治療(PMRT)の治療計画モデルを作成した。研究計画書に従い、①VMAT(±DIBH)法による治療計画作成と心毒性や肺臓炎のリスク軽減効果の検討、②治療計画の安全性の実測評価、③過去のプラン情報を用いたKnowledge-based planning(KBP)を基に自動的に最適な治療計画の作成が可能となるモデル構築を行った。品質管理基準を満たしつつ、実臨床上有害事象の少ない治療が行えること、またその治療計画を用いて構築したモデルを使って作成した新規プランと元プランを比較することで有用性を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
過去の照射データを活用した治療計画モデルを作成することによって、強度変調回転放射線治療(VMAT)と深吸気息止め照射(DIBH)を併用した全乳房切除術後の放射線治療計画を自動化し、晩期の肺臓炎や心毒性といった副作用のリスクを軽減しうる最適なプランを短時間に作成することが可能となった。その結果、副作用の少ない治療がPMRTを受ける多くの乳癌患者に提供可能になると考えられ、学術的・社会的にも意義がある。
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