研究課題/領域番号 |
20K22917
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0903:器官システム内科学およびその関連分野
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
見上 英樹 千葉大学, 大学院医学研究院, 特任助教 (90876898)
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研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 肺高血圧証 / マクロファージ / 単核球 / 単球 / 肺高血圧症 / 肺線維症 / 中皮細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
特発性肺線維症(IPF)は進行性に不可逆的な肺の線維化を呈する原因不明かつ予後不良の疾患であり、生存率を改善する薬剤は存在しない。病態解明とそれに準じた治療ターゲットの選定において、その病態を模倣するモデル動物の利用は不可欠であるが、申請者らは最近、新規の進行性かつ不可逆的な肺線維化モデルを樹立した。そこで、そのモデルを用い、IPFの治療応用へ展開可能な基盤情報を確立することを目的とし、マクロファージと胸膜中皮細胞の病態関与様式に着目し、研究を行う。
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研究成果の概要 |
肺動脈性肺高血圧症(PAH)の治療として、病態改善のために肺血管拡張療法が対照的に施行されている。しかし、肺高血圧症の発症/成立機序は明確になっておらず、新規治療戦略探索のためには、さらなる病態解析が必要である。PAH血管周囲には単核球由来マクロファージが浸潤している。単核球由来マクロファージの肺内への動員抑制はPAH病態を改善させると報告されており、PAH病態における骨髄単核球の関与が示唆される。PAH病態形成における骨髄単核球エクソソームの関与の可能性を探索を行うため、PAH疾患マウスを作成することから開始したが、疾患動物を作成する事が出来ず想定していた実験を遂行する事が出来なかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肺動脈性肺高血圧症(PAH)の治療として、病態改善のために肺血管拡張療法が対照的に施行されている。しかし、肺高血圧症の発症/成立機序は明確になっておらず、新規治療戦略探索のためには、さらなる病態解析が必要である。PAH血管周囲には単核球由来マクロファージ・マスト細胞・樹状細胞といった様々な炎症性細胞が浸潤している。その中でも単核球由来マクロファージの肺内への動員抑制はPAH病態を改善させると報告されており、PAH病態における骨髄単核球の関与が示唆されており、その為PAHにおける骨髄単核球関与を解明する必要がある。
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