研究課題/領域番号 |
20K22970
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0906:生体機能および感覚に関する外科学およびその関連分野
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
五島 悠介 千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (00710576)
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研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 前立腺癌 / 去勢抵抗性前立腺癌 / 神経依存的増殖 / ムスカリン受容体 / 機能性RNA / 神経支配 |
研究開始時の研究の概要 |
現在、去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)の患者の治療法は限られており、癌細胞の進展や転移の制御は困難を極める。CRPC新規治療法の開発には、去勢抵抗性増殖のメカニズムの解明が重要である。申請者は、最近、神経伝達物質受容体であるムスカリン受容体の活性化が、去勢抵抗性増殖を亢進させることを報告した。本研究では、前立腺癌における神経支配による去勢抵抗性増殖の、より詳細なメカニズム解明と、シグナル遮断による新規治療の探索を目的とした。
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研究成果の概要 |
本研究では、前立腺癌における神経支配による去勢抵抗性増殖の詳細なメカニズム解明と、シグナル遮断による新規治療の探索を目的とした。ホルモン感受性前立腺癌細胞株LNCaPを去勢環境下におき、RNAを抽出し網羅的RNA発現解析を行った。機能性RNAを抽出し、データベース解析を行い、ムスカリン受容体を制御しうる機能性RNAを抽出した。候補の機能性RNAを前立腺癌細胞株に核酸導入し、ムスカリン受容体発現変化が見られることを確認した。 以上より、去勢下におけるムスカリン受容体発現変化の原因の一つとして、機能性RNA発現辺変化が考えられることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
神経依存的去勢抵抗性前立腺癌増殖のメカニズムとして、機能性RNAの発現異常が関与していることを見出した。臨床において、去勢抵抗性前立腺癌の治療に難渋することは少なくなく、アンドロゲン非依存的前立腺癌増殖の一つの機序が明らかになった。
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