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シングルセル解析による肉腫浸潤Tリンパ球応答の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K22980
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0906:生体機能および感覚に関する外科学およびその関連分野
研究機関札幌医科大学

研究代表者

村田 憲治  札幌医科大学, 医学部, 特任助教 (80722454)

研究期間 (年度) 2020-09-11 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード骨軟部肉腫 / 肉腫抗原 / T細胞受容体 / 腫瘍浸潤Tリンパ球 / シングルセル解析 / 腫瘍免疫 / 肉腫浸潤リンパ球 / 肉腫浸潤Tリンパ球 / シングルセル解析プラットフォーム / TCRレパトア解析
研究開始時の研究の概要

骨軟部肉腫(以下、肉腫)に対する養子免疫療法の開発は、癌腫と比べて進展しておらず、抗原特異的なT細胞受容体(TCR)遺伝子を導入したT細胞輸注療法は一部の肉腫に対してしか適応していない。シングルセル解析プラットフォームを用いて、肉腫浸潤Tリンパ球のTCRレパトア解析による肉腫反応性TCRと肉腫に発現する新規抗原を同定し、肉腫に対する効果的な養子免疫療法の開発につなげる。

研究成果の概要

粘液炎症性線維芽細胞肉腫の切除片から腫瘍浸潤リンパ球(TIL)を分離し、シングルセル解析を行った。TILの分画はCD8陽性T細胞優位で、上位2つのT細胞受容体(TCR)が40%以上を占めていた。これらを含めたTCRクローナリティーの高いTILは、メモリーマーカーの発現が見られず、一方で疲弊マーカーや活性化マーカー、サイトカイン遺伝子の発現が高い傾向にあり、腫瘍を認識する可能性が高いと考えられた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

骨軟部肉腫(以下、肉腫)はまれな悪性腫瘍だが、化学療法不応例の予後は不良である。肉腫に対する養子免疫療法の適応を広げ奏功率を向上させるためには、新たな肉腫特異抗原とそれに反応する抗腫瘍効果の高いT細胞受容体(TCR)の同定が必要と考えられる。我々は、粘液炎症性線維芽細胞肉腫に浸潤したリンパ球を単細胞レベルで解析し、腫瘍に反応する可能性が高い2種類のTCRを単離した。現在、その認識抗原を探索している。

報告書

(3件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-09-29   更新日: 2023-01-30  

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