研究課題/領域番号 |
20K23037
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0907:口腔科学およびその関連分野
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
相澤 恵美 自治医科大学, 医学部, 臨床助教 (80877621)
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研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 顎骨壊死 / パイロトーシス / pyroptosis / 炎症性細胞死 |
研究開始時の研究の概要 |
ビスフォスフォネート製剤の投与中に外科処置を契機に発症する顎骨壊死には破骨細胞におけるアポトーシスがその病態に関与することが示されている。しかし歯周病などを原因として自然発症する場合もあることから、炎症の関与も示唆されている。本研究では顎骨壊死の発症機序の解明、その病態における役割を明らかにすることを目的に研究を行い、顎骨壊死の新たな治療戦略の確立を目指す。 近年、BP製剤や抗RANKLモノクローナル抗体を使用する患者は増加の一途をたどっており、統一した治療法が確立されていない顎骨壊死の新たな治療戦略にも繋がることから、臨床的にも重要な知見をもたらすことが予想される。
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研究成果の概要 |
近年、マウスにBP製剤を投与後、抜歯を行うことにより顎骨壊死を誘導する動物モデルがいくつか確立されている。しかし臨床的には顎骨壊死が自然発症する場合もあることから、抜歯による顎骨壊死誘導動物モデルを用いた研究だけでは解明しきれない機序が存在することが推測される。BP製剤が破骨細胞にアポトーシスを誘導するとの報告はあるが、破骨細胞や顎骨壊死とパイロトーシスとの関連はこれまで報告されておらず、自然発症する顎骨壊死の発症要因についても不明である。従って、パイロトーシスにより誘発される炎症と顎骨壊死に着目した本研究の新規性や独自性は非常に高いと位置づけられ、新たな知見が得られる可能性も高いと考える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、マウスやラットなどにBP製剤を投与後、抜歯を行うことにより顎骨壊死を誘導する動物モデルはいくつか開発されている。しかしながら、臨床的には、顎骨壊死が自然発症する場合もあることから、抜歯による顎骨壊死誘導動物モデルを用いた研究だけでは解明しきれない機序が存在することが推測される。 BP製剤が破骨細胞にアポトーシスを誘導するとの報告はあるが、破骨細胞や顎骨壊死とパイロトーシスとの関連はこれまで報告されておらず、自然発症する顎骨壊死の発症要因についても不明である。従って、パイロトーシスにより誘発される炎症と顎骨壊死に着目した本研究の学術的意義は非常に高いと思われる。
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