研究課題/領域番号 |
20K23079
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0907:口腔科学およびその関連分野
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
稲田 靖則 岡山大学, 大学病院, 医員 (50883427)
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研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ハニカムTCP / 人工生体材料 / 幾何学構造 / 象牙芽細胞株 / 歯牙再生 / 象牙質再生 / 極性 / Scafold / 歯髄幹細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
歯の再生は社会的急務であり、現在「器官原器法」や歯肉から樹立したiPS細胞を用いた研究が進んでいる。しかし、現在の歯の再生研究は細胞供給源など制約が多く、依然として実用化は困難であり、新しい視点からアプローチする新規再生法の確立が望まれている。 申請者らは、歯髄から採取した生体内外で象牙芽細胞への分化傾向を示す象牙芽細胞株の樹立に成功している。また、新規生体材料であるハニカムTCPの形状を変化させることで、骨・軟骨組織を特異的に誘導することに成功している。 そこで本申請課題では、ハニカムTCPの形状を変化させることで、象牙芽細胞へ分化しうる細胞を生体内で生理的に機能する象牙質の再生を目指す。
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研究成果の概要 |
本研究では、GFPラットから樹立した象牙芽細胞株と新規生体材料であるハニカムTCPを用いて、生体内で生理的に機能する極性を有した歯の再生に取り組んだ。研究期間中に、孔径75μm、300μm、500μmの直線的貫通孔を有するハイカムTCPに象牙芽細胞を含浸させ、マウスに移植した。その結果として、孔径300μmを有するハニカムTCP孔内において、Dentin Sialproteinを発現する極性を有した象牙質形成を認めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在の歯胚を用いた器官原基法や歯肉から樹立したiPS細胞を用いる方法では歯の再生率が低く、細胞供給源に制約があるなどの問題があり、臨床応用可能な方策は示されておらず、更なる研究の発展や、簡便で確実な歯の再生法の開発が望まれている。本研究で使用した樹立細胞株と生体材料による象牙質再生が可能となれば、数千万人と考えらる患者の潜在的な需要から新規歯牙再生法の大きなニーズを新たに創出できると考えられ、新規歯牙再生法の産業界に対する貢献度は多大であると考えられる。
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