研究課題/領域番号 |
20K23126
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
|
研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
杉田 由加里 千葉大学, 大学院看護学研究院, 准教授 (50344974)
|
研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 自治体保健師 / 管理期 / 組織マネジメント / コンピテンシー / 学習プログラム / ピア・ラーニング / リフレクション / 行動指針 / 人材育成 / 学習支援プログラム |
研究開始時の研究の概要 |
自治体保健師の業績の向上と人材育成の両輪を考慮した組織マネジメントに関する役割行動指針が作成されている。この役割行動指針で示された行動の習得に向け、学習者および学習支援者という立場で取組むピア・ラーニングを用いた学習方法が有効ではないかと考えた。 本研究の目的は、自治体保健師の組織マネジメントに関する役割行動指針を活用したピア・ラーニング・プログラムを作成することである。 2020年度に自治体保健師の組織マネジメントに関する役割行動指針を活用したピア・ラーニング・プログラム案を作成し、2021年度には作成したプログラム案を2か所程度の県或いは政令市レベルの自治体で試行し、有用性を検証する。
|
研究成果の概要 |
本研究の目的は自治体保健師の組織マネジメントに関する役割行動指針を活用したピア・ラーニング・プログラムを作成することであった。約半年間の本プログラムは4回の集合研修と自己課題に取組む実践を組み合わせ、県保健師3人と市保健師5人の2グループで実施した。 本プログラムは、学習者・学習支援者として「有用である」と全員が回答したこと等から、管理期保健師の組織マネジメント能力向上に、おおむね有効であると考える。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
組織マネジメントに関する役割行動指針を活用した本プログラムは、コンピテンシーベースドラーニングに関する先行研究では十分に明らかにされておらず新規性を有し、現在、多くの自治体等で実施されている管理期保健師対象の研修に活用できると考えられる。また、協働学習の中でも看護の実践者のピアの関係を活用した学習方法に関する研究は緒に着いたばかりであり、成人学習理論を基盤とした学習への応用可能性があると考える。
|