研究課題/領域番号 |
20K23186
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
佐野 元洋 千葉大学, 大学院看護学研究院, 助教 (70877000)
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研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 心不全 / セルフマネジメント / ICT / 生活支援 / 遠隔管理 / 遠隔モニタリング / ICTツール / 在宅支援 / セルフケア / 遠隔看護 / Webベース / QOL |
研究開始時の研究の概要 |
心不全患者のセルフケア促進、および患者-医療者、医療者間の情報共有やコミュニケーションを円滑にすることで再入院予防や症状悪化予防、QOLの維持向上といった患者アウトカム改善を目指して、Webベースの心不全セルフケア支援ツールを開発した。 このツールの実用性を高めるために、慢性心不全看護認定看護師や心不全医療に関わる専門職との検討重ね、プロトコールを作成する。 そして実装に向けた予備試験を行い、本ツールの効果を評価する。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、心不全患者のセルフケア促進、および患者-医療者、医療者間の情報共有やコミュニケーションを円滑にすることで再入院予防や症状悪化予防、健康関連QOLの改善を目指して開発したWebベースの心不全セルフケア支援ツールの実用性を高め、実装に向けた予備試験を行い、効果を評価することであった。COVID-19の世界的流行に伴い、国内の専門職の協力を得ることが難しかったため、自施設の心不全患者を対象にツールの汎用性を高めることを目的に、導入し、使用後に半構造化面接を実施した。質的分析の結果、ツールの表示方法やフィードバック内容、相互作用性の追加などが明らかになり、結果を基にツールを修正した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本邦における心不患者の非侵襲的な遠隔モニタリングや生活支援に関する研究は発展途上であり、セルフマネジメントや生活支援に関する介入は入院中から退院にかけて、または外来で実施されることがほとんどであり、在宅での生活を継続的に把握できるシステムはほとんどない。 本研究は、心不全患者が自ら測定した値や自覚症状を入力することで、医療従事者との情報共有を可能とする。セルフマネジメントの促進のみならず、心不全増悪徴候の早期発見することで重症化する前の介入が可能となり、再入院予防、QOL向上に寄与する可能性がある。
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