研究課題/領域番号 |
20K23196
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
藥師寺 佳菜子 九州大学, 医学研究院, 助教 (40880894)
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研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 人工関節全置換術 / QOL / 術後満足度 / 費用対効果 / デジタルヘルス / 満足度 / 人工関節 / システマティックレビュー |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、①整形外科分野におけるデジタルヘルスを活用した患者教育のシステマティック・レビューを行い、②人工関節善置換術患者を対象とした、デジタルヘルスを活用し患者満足度を向上させる看護支援プログラムを作成する。その後、③パイロットスタディにより支援効果を評価する。。結果を基に、看護支援モデルを作成する。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、①デジタルヘルスを活用した患者教育のシステマティックレビューを行い、TJA患者を対象とした、②デジタルヘルスを活用した看護支援プログラムを作成することである。 第一段階として現在の治療・ケアの費用対効果を調査し、日本におけるTJAの費用対効果は高い結果であった。患者教育の内容検討のため、術前の期待とその到達度、満足度について調査した。非西洋的な生活習慣では、「床に座る」・「しゃがむ」ことを期待していた。システマティックレビューでは、デバイスとしてウェアラブルアクティブトラッカーやビデオ、アプリケーション、携帯電話のテキストメッセージを用いた患者教育が行われていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中長期的に実測されたQALYを用いて費用対効果を検証し、高齢者や術前身体機能が低下している患者であっても費用対効果が高いことが示唆された。患者は術前に日常生活の改善・床に座る・しゃがむことを期待し、術前からの患者教育が術後満足度に反映される。しかし今後在院日数の短縮が行われ、医療者との接触機会が減少することが予測される。デジタルヘルスを活用した患者教育のシステマティックレビューを行い、デバイスとしてウェアラブルアクティブトラッカーやビデオ、アプリケーション、携帯電話のテキストメッセージを用いた患者教育が行われていたことが明らかとなり、今後の遠隔医療に還元できるエビデンスを提供できたと考える。
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