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マルチモビディティの有病率やそのパターン及び健康の社会的決定要因との関連

研究課題

研究課題/領域番号 20K23238
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0908:社会医学、看護学およびその関連分野
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

杉山 佳史  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (30875539)

研究期間 (年度) 2020-09-11 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
キーワードマルチモビディティ / コンプレックスマルチモビディティ / 有病率 / 健康の社会的決定要因
研究開始時の研究の概要

高齢化社会の到来により、複数の慢性疾患をもつマルチモビディティ患者が増加している。一方、近年注目されている「健康の社会的決定要因」がマルチモビディティに影響を与えると考えられている。さらにマルチモビディティ患者の増加は、健康アウトカム、治療負担、医療資源利用へ影響を及ぼすことが指摘されている。マルチモビディティ患者の健康アウトカム等を改善していくためには介入対象者や介入方法についてのエビデンスを蓄積することが必須である。本研究ではその最初のステップとして、日本におけるマルチモビディティの有病率や疾患の組み合わせのパターン及び健康の社会的決定要因の関連を明らかにすることを目的とする。

研究成果の概要

沖縄県の離島である多良間島の多良間診療所で収集したデータを用いて横断研究を実施した。本研究は、マルチモビディティおよびコンプレックスマルチモビディティ(複数の慢性疾患を有する状態)の有病率、またそれらに関連する因子を明らかにすることを目的とした。結果として、日本の離島における人口集団ベースのマルチモビディティの有病率およびその年齢に伴う有病率の増加傾向は、過去の報告と一致していた。マルチモビディティは60歳以上と関連し、コンプレックスマルチモビディティは60歳以上、無職、危険な飲酒以上の飲酒習慣でないことと関連していた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

高齢化社会の到来により、複数の慢性疾患をもつマルチモビディティ患者が増加している。一方、近年注目されている「健康の社会的決定要因」がマルチモビディティに影響を与えると考えられている。しかし我が国では、マルチモビディティの有病率や健康の社会的決定要因との関連に関する報告が極めて不十分な状況である。マルチモビディティ患者の健康アウトカム等を改善していくためには介入対象者や介入方法についてのエビデンスを蓄積することが必須である。本研究は、日本におけるマルチモビディティの有病率や健康の社会的決定要因の関連を明らかにすることで、そのエビデンス蓄積の最初のステップとなる。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Multimorbidity and complex multimorbidity, their prevalence, and associated factors on a remote island in Japan: a cross-sectional study2022

    • 著者名/発表者名
      Sugiyama Yoshifumi, Mutai Rieko, Aoki Takuya, Matsushima Masato
    • 雑誌名

      BMC Primary Care

      巻: 23 号: 1 ページ: 258-258

    • DOI

      10.1186/s12875-022-01860-2

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

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公開日: 2020-09-29   更新日: 2024-01-30  

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