研究課題/領域番号 |
20K23249
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0909:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
大須賀 聡 北海道大学, 保健科学研究院, 客員研究員 (90884180)
|
研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | リハビリテーション / 運動療法 / 腰痛症 / 慢性腰痛症 / 筋活動 |
研究開始時の研究の概要 |
慢性腰痛症例に対して推奨される保存療法の一つに運動療法が挙げられるが,現在慢性腰痛症例に対する効果的な運動療法の種類を明確に示す報告はない.本研究は体幹深層筋に着目した運動療法の介入効果を体幹筋の筋活動を指標として評価し,慢性腰痛症例に対して有効である具体的な運動療法を明らかにすることを目的とする.本研究は慢性腰痛症例に対するリハビリテーション訓練計画の立案に寄与するものであると考えられる.
|
研究成果の概要 |
本研究では体幹回旋方向への外乱動揺に対する体幹筋反応を評価可能な装置を開発し、本装置により測定された体幹筋反応の再現性の検討を行った。対象は健常成人15名として、体幹筋反応の測定には表面筋電計を使用し、初回測定日より1週間後に同一検者による再測定を行った。本装置にて評価される主動作筋群の活動開始時間、拮抗筋群の活動停止時間はいずれも再現性の高い評価が可能であることが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
外乱動揺に対する体幹筋反応は、腰痛症の発症や再発の予測因子であることが報告されている。また、反復する体幹回旋負荷は腰痛症のリスクファクターとされているものの、体幹回旋方向への外乱動揺に対する体幹筋反応についての検討は行われていおらず、効果的な具体的な運動療法も不明である。本研究では、体幹回旋方向への外乱動揺に対する体幹筋反応を評価することが可能な装置を開発し、本装置での体幹筋反応評価は高い再現性を有することが明らかにされた。運動療法の効果を本装置により評価することで、腰痛症の発症および再発予防に効果的な運動療法の解明に貢献できる可能性がある。
|