研究課題/領域番号 |
20K23276
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0909:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 甲南女子大学 |
研究代表者 |
金居 督之 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 講師 (60880771)
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研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 脳卒中 / 身体活動量 / 座位行動 / リハビリテーション / 再発 / 加速度計 |
研究開始時の研究の概要 |
本邦では、「脳卒中・循環器病対策基本法」が施行されたことにより、脳卒中の再発予防に向けた施策を進めることが急務な状況にある。脳卒中再発の関連因子の一つに身体活動量が挙げられるが、具体的にどのような身体活動パターンが再発に関連するかは明らかではない。 そこで本研究では、脳卒中患者に対して加速度計を用いて身体活動量を測定し、患者ごとの身体活動パターンを分類したうえで、脳卒中再発と関連するかを検討する。
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研究成果の概要 |
本研究は、入院中の脳卒中患者に対して発症1か月目に加速度計を用いて身体活動量を客観的に測定し、身体活動量の指標が脳卒中再発と関連するかについて検討した。 最終解析対象は113名であり、このうち13名(11.5%)がフォローアップ期間(676.0日)に脳卒中を再発した。脳卒中再発群と非再発群の発症1か月時点の身体活動量を比較した結果、いずれも群間差を認めなかった。本研究の結果、回復期病院入院中の脳卒中患者における発症1か月時点の座位行動、軽強度活動、および中高強度活動は、脳卒中再発と関連しないことが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果、脳卒中患者の発症1か月目の身体活動量は脳卒中再発と関連しないことが分かった。一方で、本研究はその後の身体活動量の経過を測定できていなかったことから、身体活動量が本当に脳卒中再発と関連していないかについて結論付けることはできない。そのため、今後は身体活動量の経過や退院後の継続調査を実施し、これらの関連について明らかにし、リハビリテーション現場で活用していく必要がある。
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