研究課題/領域番号 |
20K23338
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
1002:人間情報学、応用情報学およびその関連分野
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
熊谷 幸汰 宇都宮大学, オプティクス教育研究センター, 助教 (90879628)
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研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ボリュメトリックディスプレイ / フェムト秒レーザー / 計算機ホログラム / 空中ディスプレイ / バーチャルリアリティ / 空中映像 |
研究開始時の研究の概要 |
ボリュメトリックディスプレイは,体積的画素を実空間に生成することで,裸眼で観察できる広視野な3次元映像表示を可能にする技術であり,仮想空間と実空間を繋ぐ未来社会へ向けて,映像コンテンツの多様化に対応する新たな映像インターフェースとして期待される.本研究では,体積映像のフルカラー化やサイズ拡大を実現し,さらには視触覚融合の付加価値をもたらす,フェムト秒レーザー励起空中プラズマの再結像に基づくボリュメトリックディスプレイの研究を遂行する.
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研究成果の概要 |
空中再結像による描画空間と視認空間の分離を用いて,フェムト秒レーザー励起ボリュメトリックディスプレイのカラー化に関する研究を行った.本研究では,レーザー励起プラズマの発光色が可視領域を網羅している点に注目し,任意色を抽出できるデバイスの作製と,それを適用したディスプレイシステムを構築した.システムは,画素単位でカラー化できる体積映像表示を実現した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ボリュメトリックディスプレイは,人や物と映像が実空間において共存するような社会を実現する可能性を有しているが,物体が当たり前にもつ数多くの性質を映像として表現するために,いまだ研究段階にある分野である.空中体積映像の色表示に取り組んだ本研究により得られた技術は,映像に体積的な3D情報と実空間とのシームレスな関係に加えて,色情報を付加できるものであり,分野の発展に寄与する成果である.
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