研究課題/領域番号 |
20KK0051
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分9:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
友川 幸 信州大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (30551733)
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研究分担者 |
朝倉 隆司 東京学芸大学, 教育学部, 名誉教授 (00183731)
渡辺 隆一 信州大学, 教育学部, 特任教授 (10115389)
秋山 剛 長野県看護大学, 看護学部, 准教授 (20579817)
山川 路代 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 助教 (50734555)
友川 礼 松山東雲女子大学, 人文科学部, 准教授 (50796034)
國土 将平 中京大学, スポーツ科学部, 教授 (10241803)
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研究期間 (年度) |
2020-10-27 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
18,720千円 (直接経費: 14,400千円、間接経費: 4,320千円)
2023年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2022年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
2021年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ESD / 開発途上国 / ライフスタイル / ラオス / ネパール / 教員養成 / エコヘルス / コンピテンシー / 教材開発 / アジア / 子ども / 教師 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、後発開発途上国であるラオス及びネパールにおけるESDのさらなる推進のために、当該国で生じている生活様式や健康・環境問題の変化とそのメカニズムを包括的かつ継時的な調査により把握し、各国の実情にあった教育内容の提案を試みることを目的とする。具体的には、小中高校の児童生徒とその教員、教員養成の教員・学生を対象とした量的・質的調査により、1)心身の健康状態、2)健康・環境に関する価値観、配慮行動の実態、3)健康・環境教育に対する意識や関心を明らかにする。また、4)ラオスに関しては、2011年に取得した同様の調査データと本研究で得られる調査データの比較により、10年間の変化を解明する。
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研究実績の概要 |
2022年度は、ラオスについては、2010年に取得したデータの詳細な分析を行い、分析結果を取りまとめている最中である。また、ラオスにおいて、首都のビエンチャン、首都郊外のドンカムサン、ビエンチャン県、ルアンパパーン県において、2010年に調査を実施した小学校、中学校、そして高等学校と同様の学校の児童生徒を対象に調査を実施して、そのデータの入力および整理の作業を行った。具体的には、健康診断(身長体重測定、視力調査、聴力調査)、ライフスタイル調査(就寝、入眠時間、睡眠時間、果物、野菜、肉、魚、卵、牛乳、ヨーグルト、炭酸飲料、スナック菓子などの接種の頻度)、過去30日間の健康状況(頭痛、腰痛、腹痛、眼精疲労、疲労感、倦怠感等の不定愁訴の有無、通院などの有無など)、メンタルヘルス、経済状況(バイク、自転車、扇風機、冷蔵庫、車などの個人と課程の保有状況)と、生活時間調査(勉強、遊び、家事手伝い、ゲーム、運動などの時間)、就学状況(遅刻、欠席、早退などの頻度)などについて質問紙により回答を得た。また、ラオス及びネパールの双方の国を対象として、Education for Sustainable Development(ESD)に関わる教育政策、教師用ガイドライン、教師用マニュアル、開発パートナーによるモデルプロジェクトの実施状況等について収集した情報の整理を進めた。また、2023年度に実施予定の、ネパール、ラオスのチャンパサック県及びサワンナケート県の調査対象地との調査の実施のための準備を進めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
新型コロナウイルス感染症の蔓延などに影響により、実施する調査活動の順番が前後したが、概ね予定通りの研究活動を進めることができているため。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、当初予定していた若者の環境や健康に関する情報収集の方法や内容についての現地調査を行っていく。新型コロナウイルス感染症の蔓延の影響などにより、現地での調査が困難になった場合は、オンラインで十分な打ち合わせを行ったうえで、現地の研究協力者への研究の委託などにより、調査が遂行できるように工夫していく予定である。
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