配分額 *注記 |
30,940千円 (直接経費: 23,800千円、間接経費: 7,140千円)
2011年度: 10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
2010年度: 10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
2009年度: 10,920千円 (直接経費: 8,400千円、間接経費: 2,520千円)
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研究概要 |
本研究では, 小型で安価なマイクロチップ用蛍光検出システムを開発することを目的として, 有機ELを光源とし, 有機フォトダイオードを検出器とする新規マイクロ化学分析システムを開発した。また, コンパクトディスク型マイクロチップを開発し, チップの回転により生じる遠心力を利用して液体を送液する方法を開発した。さらに, 開発したシステムによる酵素免疫測定法について検討した。その結果, 本システムにより得られた定量値と96穴マイクロプレートを用いる従来法により得られた定量値は良い一致を示し, 本システムをイムノアッセイに適用できることが確かめられた。本システムはレーザー, 顕微鏡, ポンプ, バルブなどの大型で高価な周辺機器が不要で, 分析システム全体を小型化することが可能なので, オンサイトでの環境計測やベッドサイドでの医療検査に極めて有用であると考えられる。
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