神経筋接合部におけるシナプス核の加齢変化と可塑性

• 研究課題/領域番号: 21300251
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 応用健康科学
• 研究機関: 山口大学
• 研究代表者: 宮田 浩文 山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90190793)
• 研究分担者: 和田 直己 山口大学, 共同獣医学部, 教授 (20210982)
• 研究期間 (年度): 2009-04-01 – 2014-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 14,040千円 (直接経費: 10,800千円、間接経費: 3,240千円); 2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2011年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円); 2010年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円); 2009年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
• キーワード: エンドプレート / シナプス核 / Musk / 加齢変化 / 加齢 / MuSK / Sｈｐ２ / 神経筋接合部 / サテライトセル / MuSK mRNA / 横隔膜 / 脱神経 / musk

研究概要

近年、MuSKが アセチルコリンレセプター（AChR）の凝集を誘導していること、Shp2がMuSKに対して拮抗的に働くことが示されている。本研究の結果から以下の４点が推察された。 1)発育期においては、MuSKmRNAの高発現に伴いAChRが凝集、エンドプレートの拡大が生じる。2)老齢期においては、Shp2mRNAの高い発現によりAChRの凝集が抑制され、エンドプレートの断片化が進行する。3)エンドプ レートの拡大、断片化にも関わらず、エンドプレート核ドメインは一定に保たれる。4)活動量の多いDIAは、STMに比べMuSKおよびShp2のmRNA発現量が高く、筋活動量と関連する可能性がある。

研究成果

• [雑誌論文] 競走馬のトレーニングおよび脱トレーニングが骨格筋サテライトセルの反応性に及ぼす影響 (2014)
  • 著者名/発表者名: 今岡洋子, 河合美菜子, 向井和隆, 大村一, 高橋敏之, 平賀敦, 宮田浩文
  • 雑誌名: 体力科学 巻: 63(1) ページ: 177-187
  • NAID: 130003394102
  • 査読あり
• [雑誌論文] 競走馬のトレーニングおよび脱トレーニングが骨格筋サテライトセルの反応性に及ぼす影響 (2014)
  • 著者名/発表者名: 今岡洋子
  • 雑誌名: 体力科学 巻: 63 号: 1 ページ: 177-187
  • DOI: 10.7600/jspfsm.63.177
  • NAID: 130003394102
  • ISSN: 0039-906X, 1881-4751
  • 査読あり
• [雑誌論文] 骨格筋の可塑性と筋核ドメインの多様性(総説) (2013)
  • 著者名/発表者名: 河合美菜子, 宮田浩文
  • 雑誌名: 体力科学 巻: 62(3) ページ: 189-198
  • 査読あり
• [雑誌論文] Muscle satellite cells are activated after exercise to exhaustion in Thoroughbred horses (2013)
  • 著者名/発表者名: Kawai M, Aida H, Hiraga A, Miyata H
  • 雑誌名: Equine Veterinary Journal 巻: 45(4) ページ: 512-517
  • 査読あり
• [雑誌論文] Age and activity-related changes in the respiratory motor system (2013)
  • 著者名/発表者名: Miyata H
  • 雑誌名: Japanese Physical Fitness Sports Medicine 巻: 2(1) ページ: 77-83
  • NAID: 10031159019
  • 査読あり
• [雑誌論文] 骨格筋の可塑性と筋核ドメインの多様性 (2013)
  • 著者名/発表者名: 河合美菜子
  • 雑誌名: 体力科学 巻: 62 号: 3 ページ: 189-198
  • DOI: 10.7600/jspfsm.62.189
  • NAID: 10031159416
  • ISSN: 0039-906X, 1881-4751
  • 査読あり
• [雑誌論文] Muscle satellite cells are activated after exercise to exhaustion in Thoroughbred horses (2013)
  • 著者名/発表者名: Kawai M.
  • 雑誌名: Equine Veterinary Journal 巻: 45(3) 号: 4 ページ: 167-173
  • DOI: 10.1111/evj.12010
  • 査読あり
• [雑誌論文] Age and activity-related changes in the respiratory motor system (2013)
  • 著者名/発表者名: Miyata Hirofumi
  • 雑誌名: J Phys Fitness Sports Med 巻: 2(1) ページ: 77-83
  • NAID: 10031159019
  • 査読あり
• [雑誌論文] Age-related changes in satellite cell proliferation by compensatory activation in rat diaphragm muscles (2012)
  • 著者名/発表者名: KawaiM, Saitsu K, Yamashita H, Miyata H
  • 雑誌名: Biomedical research 巻: 33(3) ページ: 167-173
  • NAID: 120004791371
  • 査読あり
• [雑誌論文] Age-related changes in satellite cell proliferation by compensatory activation in rat diaphragm muscles (2012)
  • 著者名/発表者名: Kawai Minako
  • 雑誌名: Biomedical research 巻: 33 ページ: 167-173
  • 査読あり
• [雑誌論文] Free radical formation after intensive exercise in Thoroughbred skeletal muscles (2011)
  • 著者名/発表者名: Minami Y
  • 雑誌名: Journal of Equine Science 巻: 22 ページ: 21-28
  • 査読あり
• [雑誌論文] 慢性閉塞性肺疾患モデルモルモットの横隔膜筋におけるミオシン重鎖表現型の変化 (2011)
  • 著者名/発表者名: 今北英高
  • 雑誌名: 総合リハビリテーション 巻: 39 ページ: 995-1000
  • 査読あり
• [雑誌論文] 筋力トレーニングとしてのロングストライド歩行の可能性 (2011)
  • 著者名/発表者名: 丸山昭男
  • 雑誌名: 臨床スポーツ医学 巻: 28 ページ: 469-475
  • 査読あり
• [雑誌論文] Relationships between myonuclear domain size and fibre properties in the muscles of Thoroughbred horsese (2010)
  • 著者名/発表者名: Kawai M, Kuwano A, Hiraga A, Miyata H
  • 雑誌名: Equine Veterinary Journal 巻: 42 ページ: 311-316
  • 査読あり
• [雑誌論文] Relationships between myonuclear domain size and fibre properties in the muscles of Thoroughbred horses (2010)
  • 著者名/発表者名: Kawai M.
  • 雑誌名: Equine Veterinary Journal 巻: 42 ページ: 311-316
  • 査読あり
• [雑誌論文] Muscle Fiber Population and Biochemical Properties of Whole Body Muscles in Thoroughbred Horses (2009)
  • 著者名/発表者名: Kawai M.
  • 雑誌名: Anatomical Record 292 ページ: 1663-1669
  • 査読あり
• [学会発表] ラット骨格筋のエンドプレート核数および発現調節分子の発育・加齢変化 (2013)
  • 著者名/発表者名: 宮田浩文, 田中麻衣子, 福場良之
  • 学会等名: 第68回日本体力医学会全国大会
  • 発表場所: 日本教育会館(東京)
  • 年月日: 2013-09-22
• [学会発表] Detraining Effect on Satellite Cell Response after Exhaustive Exercise in Thoroughbred Horses (2013)
  • 著者名/発表者名: Miyata Hirofumi
  • 学会等名: アメリカスポーツ医学会
  • 発表場所: インディアナポリス（USA）
• [学会発表] ラット骨格筋のエンドプレート核数および発現調節分子の発育・加齢変化 (2013)
  • 著者名/発表者名: 宮田浩文
  • 学会等名: 第68回日本体力医学会
  • 発表場所: 日本教育会館（東京）
• [学会発表] ラット発育期におけるエンドプレート核数およびMuSK 発現の変化 (2012)
  • 著者名/発表者名: 宮田浩文, 田中麻衣子, 福場良之
  • 学会等名: 第67回日本体力医学会
  • 発表場所: 長良川国際会議場(岐阜市)
  • 年月日: 2012-09-16
• [学会発表] Developmental Change in Domain Size of Endplate Nucleus in the Rat Diaphragm (2012)
  • 著者名/発表者名: Miyata H, Tanaka M, Yamaguchi A
  • 学会等名: 第59回アメリカスポーツ医学会
  • 発表場所: サンフランシスコ(USA)
  • 年月日: 2012-05-31
• [学会発表] Developmental Change in Domain Size of Endplate Nucleus in the Rat Diaphragm (2012)
  • 著者名/発表者名: Miyata Hirofumi
  • 学会等名: アメリカスポーツ医学会
  • 発表場所: サンフランシスココンベンションセンター（USA）
• [学会発表] 発育期ラットにおけるサテライトセルの筋線維内分布 (2012)
  • 著者名/発表者名: 宮田浩文
  • 学会等名: 日本運動生理学会
  • 発表場所: 筑波大学（つくば市）
• [学会発表] ラット発育期におけるエンドプレート核数およびMuSK発現の変化 (2012)
  • 著者名/発表者名: 宮田 浩文
  • 学会等名: 日本体力医学会
  • 発表場所: 長良川国際会議場（岐阜市）
• [学会発表] 超高齢ラットにおける神経筋接合部の形態変化とその分子メカニズム (2012)
  • 著者名/発表者名: 田中麻衣子
  • 学会等名: 日本体力医学会 中国四国地方会
  • 発表場所: 吉備国際大学（高梁市）
• [学会発表] ラットエンドプレートにおけるシナプス核ドメインとMuSK 発現の加齢変化 (2011)
  • 著者名/発表者名: 宮田浩文
  • 学会等名: 第66回日本体力医学会
  • 発表場所: 海峡メッセ下関(下関市)
  • 年月日: 2011-09-17
• [学会発表] ラット骨格筋のサテライトセル量と活動量の関連 (2011)
  • 著者名/発表者名: 宮田浩文
  • 学会等名: 日本体力医学会
  • 発表場所: 海峡メッセ、下関市
  • 年月日: 2011-09-17
• [学会発表] ラット骨格筋のサテライトセル量と活動量の関連 (2011)
  • 著者名/発表者名: 宮田浩文
  • 学会等名: 日本運動生理学会
  • 発表場所: 徳島大学、徳島市
  • 年月日: 2011-08-25
• [学会発表] Age-Related Changes in Serotonergic Input on Respiratory-Related Motoneurons in Rats (2011)
  • 著者名/発表者名: Miyata H, Kawai M, Yamashita H, Tanaka M. Tomi M
  • 学会等名: 第58回アメリカスポーツ医学会
  • 発表場所: デンバー(USA)
  • 年月日: 2011-06-01
• [学会発表] e-Related Changes in Serotonergic Input on Respiratory-Related Motoneuro (2011)
  • 著者名/発表者名: Miyata H
  • 学会等名: American college of sports and medicine
  • 発表場所: Denver, USA
  • 年月日: 2011-06-01
• [学会発表] ラット横隔膜のエンドプレートとシナプス核の可塑性 (2010)
  • 著者名/発表者名: 宮田浩文
  • 学会等名: 第65回日本体力医学会
  • 発表場所: 千葉商科大学(市川市)
  • 年月日: 2010-09-16
• [学会発表] ラット横隔膜のエンドプレートとシナプス核の可塑性 (2010)
  • 著者名/発表者名: 宮田浩文
  • 学会等名: 第65回日本体力医学会
  • 発表場所: 千葉商科大学
  • 年月日: 2010-09-16
• [学会発表] Age-Related Changes in Satellite Cell Activation in The Rat Diaphragm (2010)
  • 著者名/発表者名: Miyata H, Saitsu K, Masuda Y, Yamashita H, Kawai M
  • 学会等名: 第57回アメリカスポーツ医学会
  • 発表場所: ボルチモア(USA)
  • 年月日: 2010-06-05
• [学会発表] 骨格筋線維の比較研究-筋線維組成・筋核ドメイン・サテライトセル- (2010)
  • 著者名/発表者名: 宮田浩文
  • 学会等名: 第62回日本生理人類学会誌15(1)34-35(2010)
  • 発表場所: 大阪国際大学
  • 年月日: 2010-05-14
• [学会発表] ラット呼吸筋支配運動ニューロンの加齢変化と可塑性 (2009)
  • 著者名/発表者名: 宮田浩文
  • 学会等名: 第64回日本体力医学会
  • 発表場所: 新潟
  • 年月日: 2009-09-20
• [学会発表] ラット横隔膜のシナプス核数に及ぼす加齢・脱神経の影響 (2009)
  • 著者名/発表者名: 山口茜
  • 学会等名: 第64回日本体力医学会
  • 発表場所: 新潟
  • 年月日: 2009-09-20
• [学会発表] 老齢期ラット横隔膜の筋核及びサテライトセルに及ぼす脱神経・ストレッチの影響 (2009)
  • 著者名/発表者名: 西津清和
  • 学会等名: 第64回日本体力医学会
  • 発表場所: 新潟
  • 年月日: 2009-09-20
• [図書] 横隔膜の可塑性「身体運動と呼吸・循環機能」 宮村実晴 編 (2012)
  • 著者名/発表者名: 宮田浩文
  • 出版者: 真興貿易医書出版部