研究課題/領域番号 |
21390450
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
井上 正樹 金沢大学, 医学系, 教授 (10127186)
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研究分担者 |
京 哲 金沢大学, 医学系, 講師 (50272969)
高倉 正博 金沢大学, 附属病院, 助教 (20313661)
中村 充宏 金沢大学, 附属病院, 助教 (50377397)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2011年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2010年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2009年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
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キーワード | テロメラーゼ / 腫瘍融解ウイルス / 難治性がん / 腫瘍可視化 / 末梢血中腫瘍細胞 / 非侵襲性癌診断 / 遺伝子診断 / 先進医療 / Circulating tumor cell / Cancer screening / Telomerase / hTERT / Tumor-lysing virus / Gynecologic Cancer / 婦人科癌 / 卵巣癌 / 遺伝子治療 / 末梢血循環腫瘍細胞 / circulating tumor cells |
研究概要 |
本研究では薬剤抵抗性を示す癌細胞にはテロメラーゼ依存性腫瘍溶解ウイルスが有効であることを示した。特に、表面抗原CD117/CD44陽性細胞は高い増殖能を示しプラチナ抵抗性である。この分画の細胞集団にテロメラーゼ依存性腫瘍溶解ウイルスの効果をin vitroで検討した。シスプラチン抵抗性癌細胞やヌードマウス腹膜播種モデルでも同様に抗腫瘍効果が観られた。これは融解ウイルスが薬剤抵抗性の難治性癌に有効であることを示唆する。 次に、GFP発現型テロメラーゼ依存性腫瘍溶解ウイルス(OBP-401)によってGFP発光させ、肉眼的に可視した数個の末梢血液中の腫瘍細胞(CTC : Circulating Tumor Cell)を回収できた。Whole Genome Amplification法にてゲノム増幅後、HPV consensus primerにてPCR・制限酵素反応を行なったところ、原発巣とCTCにおいて同一のHPV-genomeが検出された。本法は様々な腫瘍での応用が可能であり、生検不能な深部病変の診断、治療法決定や癌の早期診断、非侵襲性のがん検診等に有用であると考えられる。
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