外部からの入力との相互作用を考慮したアルゴリズムの設計

• 研究課題/領域番号: 21500008
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 情報学基礎
• 研究機関: 電気通信大学
• 研究代表者: 古賀 久志 電気通信大学, 大学院・情報システム学研究科, 准教授 (40361836)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• 研究課題ステータス: 完了 (2011年度)
• 配分額: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円); 2011年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2010年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2009年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
• キーワード: アルゴリズム理論 / 分散コンピューティング / TCPプロトコル / 分散アルゴリズム / クライアントサーバ / データ検索 / 負荷分散 / 応答時間 / ネットワーク / ゲーム理論 / 幅輳制御 / peer-to-peer

研究概要

複数の計算機が相互作用する環境で発生する2つの問題を取り上げ、効率的に問題を解決するアルゴリズムの設計を行った。まず、インターネットにおいて、複数のTCPコネクション間の転送速度の公平性を改善するアルゴリズムを開発した。このアルゴリズムはルータへの修正を必要とせず、ユーザが持つ計算機のOSを置換するだけで実現できる。次に、複数計算機で構成される分散データベースにおける類似検索に取り組み、既存の単純な実装法より10%程度応答時間を短縮するアルゴリズムを開発した。

研究成果

• [雑誌論文] Reduction of RemoteAccesses in Distributed Locality Sensitive Hashing based on L1Distance (2012)
  • 著者名/発表者名: H. Koga, M. Oguri and T. Watanabe
  • 雑誌名: Proc. 26th IEEE International Conference on Advanced Information Networking and Applications(AINA2012) ページ: 175-182
  • 査読あり
• [雑誌論文] 分散環境におけるL1距離ベースLocality-Sensitive Hashingの通信回数削減手法とその実装評価 (2011)
  • 著者名/発表者名: 古賀久志、渡辺俊典
  • 雑誌名: 信学技報 巻: DE2011-40 ページ: 1-6
• [雑誌論文] エンドホストでのAQMエミュレーションによるTCPコネクション間のスループット公平性改善 (2011)
  • 著者名/発表者名: 石津圭太、古賀久志、渡辺俊典
  • 雑誌名: 信学技法 巻: IN2010-204 ページ: 359-364
  • NAID: 110008688985
• [雑誌論文] MIXED-LSH : Reduction of Remote Accesses in Distributed Locality-Sensitive Hashing based on L1-distance (2011)
  • 著者名/発表者名: H.Koga, M.Oguri, T.Watanabe
  • 雑誌名: Proc.26th IEEE International Conference on Advanced Information Networking and Applications 巻: (IEEE Computer Society) ページ: 175-182
  • 査読あり
• [雑誌論文] 分散環境でのL1距離ベースLocatity-Sensitive Hashingのリモートアクセス回数削減 (2011)
  • 著者名/発表者名: 小栗正之, 古賀久志, 渡辺俊典
  • 雑誌名: DEIM2011プロシーディングス 巻: 電子媒体
• [学会発表] 分散環境でのL1距離ベースLocality-Sensitive Hashingのリモートアクセスの回数削減 (2011)
  • 著者名/発表者名: 小栗正之、古賀久志、渡辺俊典
  • 学会等名: 第3回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム(DEIM)
  • 発表場所: 修善寺
  • 年月日: 2011-03-05