研究課題/領域番号 |
21520247
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
前川 玲子 京都大学, 大学院・人間・環境学研究科, 教授 (30190292)
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研究分担者 |
若島 正 京都大学, 大学院・文学研究科, 教授 (10175060)
加藤 幹郎 京都大学, 大学院・人間・環境学研究科, 教授 (60185874)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2011年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2010年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2009年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 亡命知識人 / アメリカ知識人 / ウラジーミル・ナボコフ / 映画学 / 越境 / 戦後アメリカ / 冷戦 / 亡命作家 |
研究概要 |
本研究は、1930年代に亡命者としてアメリカに渡ったヨーロッパ系知識人たちが、第二次世界大戦後にアメリカ知識人およびアメリカ文化・社会との葛藤、対話、交渉などを経て、独自の学問研究、および創作活動を行っていく過程を検証した。国家、言語、文化、学問領域の越境と相互浸透の過程で、異種混交的な斬新なスタイルや言語空間が生み出されていく経過と、その背景を、思想、文学、映画学という三つの側面から分析した。我々は、こうしたプロセスが、第二次世界大戦から冷戦へと続く緊張した文化状況のなかで進行したことに注目し、不確実性と周縁性のなかで常に生きることを強いられた亡命知識人が、流動的な国際情勢のなかに身を置きつつ、同時にアメリカの論壇、文壇、映画の常識を破るような新たな境地を開いていったことを、それぞれに立証していった。
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