研究課題/領域番号 |
21531008
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 筑波技術大学 |
研究代表者 |
長南 浩人 筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター, 准教授 (70364130)
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研究分担者 |
城間 将江 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 教授 (80285981)
濱田 豊彦 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (80313279)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2011年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2010年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2009年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 人工内耳 / 音韻意識 / 認知的方略 / 指導プログラム / 聴覚障害児 / 人工内耳装用児 / 聴覚障害 |
研究概要 |
本研究は、音韻意識の習得関連要因のうち心理的要因(音や文字のイメージの利用、推論能力、メタ認知能力)を利用した指導プログラムを開発し、その効果を検証するために行われた。その結果、音声聴取能が高い者は、音のイメージを自発的に主用し、その他、推論やメタ認知活動を自発的に主用して学習を進める者も存在することが明らかとなった。一方、音韻意識の発達に関わる心理的要因を自主的には利用せず、音韻意識の発達に遅れが見られる人工内耳装用児も観察された。このことは、人工内耳装用児の音韻意識の発達において、いくつかの習得タイプが存在することを示唆し、それに応じた指導プログラムの開発および効果の検証が課題とされた。また当該指導の読み書き能力への影響については、促音表記のみに改善があまり見られなかったこと、および読書力に与える効果は、人工内耳装用児においても、音韻意識が読みの力の心理的なリソースとなりうることが示された。
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