研究概要 |
「Recent Progress in General Topology III」というタイトルの本の編集者からP. Szeptycki氏と共著で「位相空間の被覆性」に関するsurveyの執筆を依頼された。その中で研究してきたエレメンタリーサブモデルの応用について述べた。さらにエレメンタリーサブモデルの研究は,直接的ではないが,単調正規空間をファクターにもつ位相積空間の被覆性と正規性の研究へと繋がっていった。それらは証明において集合論的な手法を用いながらも,結果は完全に位相空間論的に表現されるという,まさにエレメンタリーサブモデルと同じ性質をもっている。その研究成果は2011年と2012年において2つの単著論文で発表されたが,最近では家本宣幸氏および平田康史氏との研究協力を得て,この研究はさらに大きく前進しつつある。
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