配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2011年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2010年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2009年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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研究概要 |
ガス透過膜を介さない気液を直接接触させるガス捕集デバイスの開発とそれを用いたガス分析システムの構築を行った。気液界面に膜を用いないため,液をフラットな液相として形成する工夫が必要であった。チャネルの底面に親水性の加工を行うことによって吸収液の薄層を形成しかつ連続的に導入することが可能になった。流体力学的な簡易なシミュレーション法も確立し, これを用い, 100%の捕集率を保ちながら捕集量絶対値が最大になるようなデバイスの設計とガス流量の決定を行った。本デバイスを用いてアンモニアの連続測定を確立することができた。 また, このほか HCHO や NO の分析法や分析システムを確立した。前者は都市部での濃度分布を明らかにしたり,森林大気中での二次生成を解析したりする環境解析に応用した。また水に溶解性に低い NO についても湿式分析法を確立し,呼気中の NO 分析を行うことができた。本法は喘息の診断に用いることができる。
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