研究課題/領域番号 |
21560491
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
土木材料・施工・建設マネジメント
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
関 博 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40120919)
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研究協力者 |
杉橋 直行 清水建設(株), 実験データの検討
山本 悟 日本防触工業(株), 腐食のメカニズム検討
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2011年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2010年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2009年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 長期耐久性 / 還元性腐食 / 鉄筋腐食 / 不動態 / 地下空間 / 還元性環境 / アルゴン脱気 |
研究概要 |
地下空間の環境(当初は酸素拡散環境(酸化性環境)から酸素欠乏状態(還元性環境)に移行)にあるコンクリート構造体において構造体中鉄筋の腐食挙動に関して、電気化学的実験を実施した。この結果,次の様な結論が得られた。 (1)酸化性環境(約20℃)およびその後の還元性環境(約50℃)における腐食速度は、各々0.0014~0.0095(μA/cm^2)および0.015~0.055(μA/cm^2)となり、電気化学的手法で得られた既往の報告と同等あるいはそれ以下であった。 (2)腐食速度を求めるための種々の分極法の精度に関しては、適切な測定時間と電位掃引速度を設定する必要がある。 (3)本研究ではあらたに、還元性環境での腐食速度を評価するために不動態維持電流法による測定を提案しており、この測定方法が有効であることを提示した。
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