オオムギにおけるβグルカン合成酵素遺伝子の単離と機能解析

• 研究課題/領域番号: 21580007
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 育種学
• 研究機関: 岡山大学
• 研究代表者: 武田 真 岡山大学, 資源植物科学研究所, 教授 (40216891)
• 連携研究者: 塔野岡 卓司 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, 作物研究所 ; 円谷 陽一 埼玉大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (10142233) ; 春山 直人 栃木県農業試験場栃木分場 ; JOBLING SA CSIRO, Australia
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• 研究課題ステータス: 完了 (2011年度)
• 配分額: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円); 2011年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2009年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
• キーワード: オオムギ / 遺伝子 / 細胞壁多糖 / 生合成 / β-グルカン / イネ科 / βグルカン / 突然変異

研究概要

(1, 3 ; 1, 4)-β-D-グルカンはイネ科の組織で高濃度でみられ、特にオオムギの細胞壁多糖の主要な成分である血糖値や血中コレステロール濃度を下げるなど健康効果がある。我々は、オオムギのゲノム中にある7種類のβグルカン合成酵素様遺伝子のうち、HvCslF6が主要な合成酵素であることを明らかにした。

研究成果

• [雑誌論文] Functional characterization of barley betaglucanless mutants demonstrates a unique role for CslF6 in(1, 3 ; 1, 4)-β-D-glucan biosynthesis. (2012)
  • 著者名/発表者名: Taketa, S., Yuo, T., Tonooka, T., Tsumuraya, Y., Inagaki, Y., Haruyama, N., Larroque, O. and Jobling, S. A.
  • 雑誌名: Journal of Experimental Botany 巻: 63(1) ページ: 381-392
  • 査読あり
• [雑誌論文] Functional characterization of barley betaglucanless mutants demonstrates a unique role for CslF6 in (1,3;1,4)-β-D-glucan biosynthesis (2012)
  • 著者名/発表者名: Taketa, S., Yuo, T., Tonooka, T., Tsumuraya, Y., Inagaki, Y., Haruyama, N., Larroque, O., Jobling, S.A.
  • 雑誌名: Journal of Experimental Botany 巻: 63 ページ: 381-392
  • 査読あり
• [雑誌論文] Duplicate polyphenol oxidase genes on barley chromosome 2H and their functional differentiation in the phenol reaction of spikes and grains. (2010)
  • 著者名/発表者名: Taketa, S., Matsuki, K., Amano, S., Saisho, D., Himi, E., Shitsukawa, N., Yuo, T., Noda, K., Takeda, K.
  • 雑誌名: Journal of Experimental Botany 巻: 61 ページ: 3983-3993
  • 査読あり
• [雑誌論文] A novel mutant gene for(1-3, 1-4)-s-D-glucanless grain on barley(Hordeum vulgare L.) chromosome 7H (2009)
  • 著者名/発表者名: Tonooka, T., E. Aoki, T. Yoshioka and S. Taketa
  • 雑誌名: Breeding Science 巻: 59 ページ: 47-54
  • 査読あり
• [雑誌論文] A novel mutant gene for(1-3, 1-4)-β-D- glucanless grain on barley(Hordeum vulgare L.)chromosome 7H. (2009)
  • 著者名/発表者名: Tonooka, T., E.Aoki, T.Yoshioka, S.Taketa
  • 雑誌名: Breeding Science 59 ページ: 47-54
  • NAID: 110007122775
  • 査読あり
• [学会発表] オオムギCslF6遺伝子の特性解析とその操作による穀粒における1, 3 ; 1, 4-・-D-グルカンレベルの改変 (2011)
  • 著者名/発表者名: Jobling SA. and Taketa, S.
  • 学会等名: Fourth Conference on Biosynthesis of Plant Cell Wall
  • 発表場所: 淡路
  • 年月日: 2011-10-04
• [学会発表] オオムギ種子関連遺伝子の単離と解析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 武田真
  • 学会等名: 第27回資源植物科学シンポジウム並びに第3回植物ストレス科学研究シンポジウム
  • 発表場所: 倉敷
  • 年月日: 2011-03-07
• [学会発表] オオムギ種子関連遺伝子の単離と解析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 武田真
  • 学会等名: 第27回資源植物科学シンポジウム並びに第3回植物ストレス科学研究シンポジウム
  • 発表場所: 倉敷芸文館
  • 年月日: 2011-03-07
• [学会発表] オオムギにおける(1-3, 1-4)-β-D-グルカンレス突然変異の原因遺伝子の特定 (2009)
  • 著者名/発表者名: 湯尾崇央・塔野岡卓司・山下優子・武田真
  • 学会等名: 育種学研究11(別2)
  • 発表場所: 北海道大学
  • 年月日: 2009-09-26
• [学会発表] オオムギβグルカン含量を高める遺伝子amo1のマッピング (2009)
  • 著者名/発表者名: 高橋飛鳥・柳沢貴司・山下優子・南角奈美・漆川直希・湯尾崇央・佐藤和広・武田真
  • 学会等名: 育種学研究12(別2)
  • 発表場所: 北海道大学
  • 年月日: 2009-09-26
• [学会発表] オオムギにおける(1-3, 1-4)-β-D-グルカンレス突然変異の原因遺伝子の特定 (2009)
  • 著者名/発表者名: 湯尾崇央・塔野岡卓司・山下優子・武田真
  • 学会等名: 日本育種学会 育種学研究11(別2)154(2009).
  • 発表場所: 北海道大学
  • 年月日: 2009-09-26
• [備考]
  • URL: http://www.rib.okayama-u.ac.jp/grf/index-j.html
• [産業財産権] オオムギのβ-グルカン欠失遺伝子、合成遺伝子及びその利用 (2010)
  • 発明者名: 塔野岡卓司・吉岡藤治・青木恵美子・武田真
  • 権利者名: 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構,国立大学法人岡山大学
  • 出願年月日: 2010-02-25
  • 外国
• [産業財産権] オオムギのβ-グルカン欠失遺伝子、合成遺伝子及びその利用 (2009)
  • 発明者名: 塔野岡卓司・吉岡藤治・青木恵美子・武田真
  • 権利者名: 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構,国立大学法人岡山大学
  • 産業財産権番号: 2009-045393
  • 出願年月日: 2009-02-27