研究課題
基盤研究(C)
腸管粘膜は表皮と同様に、機械的、化学的刺激や無数の外来抗原、細菌等の異物に曝されている。そのため、腸管粘膜は厚い粘液層で覆われている。この粘液の主成分がムチンである。食物繊維(DF)の摂取が小腸ムチン分泌量に及ぼす影響を解析した。DFは水溶性と不溶性に大別されるが,摂取したDFは水溶性では消化管内での粘性に,不溶性では嵩に比例してムチン分泌細胞である杯細胞を増加させ,その結果,小腸内ムチン量を増加させることが明らかになった。
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