研究課題/領域番号 |
21590095
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物系薬学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
川崎 博己 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (60125151)
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研究分担者 |
北村 佳久 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 准教授 (40423339)
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研究協力者 |
高取 真吾 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (20368707)
橋川 成美 (芳原 成美) 岡山理科大学, 准教授 (30511159)
日野 隼人 岡山大学, 付属病院薬剤部, 薬剤師
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2011年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2010年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2009年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 血管周囲神経 / 交感神経 / カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)含有神経 / 腸間膜動脈 / 神経成長因子 / 脊髄後根神経節 / 上頸交感神経節 / ラット / 血管周囲神経再分布 / CGRP神経 / Angiotensin II type 1受容体 / Angiotensin II type 2受容体 / 脊髄後根節 / 交感神経節 / CGRP含有神経 / Angiiotensin II受容体 / NO含有神経 / Substance P含有神経 |
研究概要 |
研究代表者は、神経成長因子(NGF)の神経再分布促進作用にはAngiotensin II Type 2(AT2)受容体の発現が重要であることを示唆してきた。そこで、本研究ではNGFの作用機序におけるAT2受容体の役割をin vivo系およびin vitro系で検討した。その結果、in vivo血管周囲神経除神経法において、NGFが交感神経およびCGRP神経再分布促進作用およびAT2受容体の蛋白発現量を増加させること、再分布作用がAT2受容体遮断薬によって抑制されることを見出し、NGFの神経成長作用にAT2受容体が重要な役割を果たしていることを明らかにした。さらに、脊髄後根節および交感神経節の初代培養神経細胞を用いたin vitro系研究では、NGFによる軸策伸張作用もAT2受容体が関与していることが確認された。本研究から従来提唱されているNGFの血管周囲神経再分布作用機序とは異なった機序を介している可能性を示唆した。
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