研究課題/領域番号 |
21590173
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 東北薬科大学 |
研究代表者 |
永田 清 東北薬科大学, 薬学部, 教授 (80189133)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2011年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2010年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2009年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | MRP3 / 酵素誘導 / 転写因子 / 核内レセプター / CYP3A4 / レポーター / シス-エレメント / エンハンサー |
研究概要 |
薬物代謝酵素CYP3A4と排出型トランスポーターMRP3は、共通の薬物により肝臓にて誘導をされることから類似した新規分子機構が存在することが予測された。クロトリマゾールおよびAryl hydrocarbon Receptor(AhR)のリガンドである多環芳香族炭水素化合物はHepG2細胞にてCYP3A4およびMRP3を強く誘導した。しかし、CYP3A4の誘導には、いずれの化学物資もPregnane X Receptor(PXR)の活性化が関与し、AhRは関与しないことが判明した。一方、MRP3の誘導にはPXRは関与せず、エンハンサー領域の遺伝子解析よりAhR結合配列に類似する領域(-6, 8Kb)が誘導に関わることを見いだしたが、AhRはMRP3の誘導には関与しないことが明らかとなった。本研究からCYP3A4誘導にはPXRが主に関わっており、MRP3の誘導には既存のレセプターが関与しない新規遺伝子転写活性化機構が関わっていることが示唆された。
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