研究課題/領域番号 |
21590367
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人体病理学
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
加藤 良平 山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 教授 (30152755)
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研究分担者 |
近藤 哲夫 山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 准教授 (30334858)
中澤 匡男 山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 助教 (10345704)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2011年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2009年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 甲状腺癌 / 未分化癌 / 遺伝子異常 / 低分化癌 / RET遺伝子再構成 / BRAF遺伝子突然変異 |
研究概要 |
我々は甲状腺癌の遺伝子背景について多面的な観点から検討した。その結果、分化癌(乳頭癌や濾胞癌)から低分化癌や未分化癌のプログレッションには、BRAF遺伝子突然変異が重要で、RET遺伝子の再構成はこのプログレッションとの関係は見いだされなかった。さらに従来、濾胞癌の発生に関係するといわれているPPARγ/PAX8遺伝子もこのプログレッションには見いだされなかった。今回の検討では、甲状腺分化癌の進展増殖にアクアポリン(AQP)のタイプ4が強く関係したが、未分化癌でのアクアポリンはこれまでのところ見いだされず、今後の課題となった。これらの結果は、甲状腺癌の病理学的理解に重要で、さらに将来的な分子標的治療の確立にも有用なものと考えられた。
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