研究課題
基盤研究(C)
動脈硬化を基盤とする血栓形成は心筋梗塞などの虚血性疾患の成因に関して重要である。今回我々は血栓形成とアネキシンA5との関連について検討した。ヒト病変部位での検討。心筋梗塞または狭心症をきたした患者さんから得られた血栓、または病理解剖例の冠動脈組織で血栓を組織学的に検討した。アネキシンA5は免疫染色で陰性であった。またPCRを用いてmRNAについて検討したが、mRNAでの発現は認められなかった。臨床的な血栓の危険因子とアネキシンA5との関連はなかった。ウサギ大腿動脈バルーン再障害モデルを作製しまたIn vitro血栓イメージングモデルを作製した。これらの血栓においてもアネキシンA5の蛋白、mRNAの発現は認められなかった。以上の結果より血栓形成に関してアネキシンA5の発現は認められず、血栓形成には関与しないことが推測された。
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