研究課題
基盤研究(C)
健常な腸管粘膜組織は腸内細菌に対して過剰な免疫応答を示すことなく腸管免疫の恒常性を維持している。腸内細菌に対する免疫寛容の破綻はクローン病や潰瘍性大腸炎に代表される炎症性腸疾患の発症を引き起こす。Nucleotide binding oligomerization domain 2(NOD2)の遺伝子変異はクローン病の最も重要な危険因子である。NOD2変異の存在下でのクローン病の発症機序の解明はクローン病の病態生理の理解のみならず新規治療法の開発につながるため、大きな注目を集めている。我々はNOD2が活性化された抗原提示細胞においては、TLR ligandsで刺激した場合にNF-. B経路とI型IFN経路の活性化が抑制されることを証明した。
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すべて 雑誌論文 (9件) (うち査読あり 7件)
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