研究課題/領域番号 |
21590902
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
池田 聡司 長崎大学, 医歯薬学総合研究科, 講師 (10336159)
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研究分担者 |
前村 浩二 長崎大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (90282649)
浦田 芳重 長崎大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (30185087)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2012年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2011年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2010年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2009年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 臨床心血管病態学 / 酸化ストレス / 動脈硬化 / グルタチオン / アポ蛋白B |
研究概要 |
心血管病の発症・進展には酸化ストレスが深く関与しているが、それを反映する臨床的指標はいまだ確立していない。酸化ストレスの源である活性酸素種は蛋白のチオール基を酸化修飾し、グルタチオン化蛋白となる。この状態ではまだ可逆性があるため、これを指標として早期の動脈硬化を検出できるのではないかと考えた。そこで悪玉コレステロールであるLDLコレステロールの構成蛋白であるアポ蛋白B100に対するグルタチオン化抗体を作成した。これを用い、動脈硬化の危険因子(高血圧、糖尿病や脂質異常症など)を有する患者血清にて検討したところ、酸化ストレスにて修飾されるLDLの陰性荷電度と有意な相関を認めた。またヒト頸動脈の内膜剥離標本にて、本抗体の染色部位は粥状動脈硬化巣よりやや表層の血管内腔側に局在していた。これらのことより、本抗体は比較的早期の動脈硬化を反映する酸化ストレスマーカーとなる可能性が示唆された。
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