研究概要 |
大腸癌症例における血液中循環癌細胞と腹腔遊離癌細胞の臨床的意義を明らかにするため、CEA・CK19・CK20mRNAに癌幹細胞様マーカーCD133mRNAを加えたmultiple genetic markerを用い、再発および予後予測因子としての有用性を検討した。その結果、末梢血および腫瘍還流血中CEA, CK, CD133 mRNA値は、Dukes' stage BおよびCにおける再発・予後予測因子として有用であることが判明した(JCO 2011, Ocol Rep 2012)。さらに腹腔洗浄液中CEA, CK, CD133 mRNA値も、腹膜再発予測および予後因子として有用であることが明らかとなった(Oncology 2010)。
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