研究課題/領域番号 |
21592011
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔・蘇生学
|
研究機関 | 川崎医科大学 (2011) 星薬科大学 (2009-2010) |
研究代表者 |
花崎 元彦 川崎医科大学, 医学部, 講師 (60379790)
|
研究分担者 |
千葉 義彦 星薬科大学, 薬学部, 准教授 (00287848)
|
研究期間 (年度) |
2009 – 2011
|
研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2011年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2009年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | 移植 / 再生医療 / シグナル伝達 / アレルギー / 気道過敏性 / カルシウム感受性 / 免疫抑制剤 / 筋弛緩薬 |
研究概要 |
肺移植術後に気道過敏性亢進をきたし呼吸管理に難渋することがある。肺移植後の気道過敏性変化に関する報告は散見されるが機序の解明に至ったものはない。移植された肺に気道過敏性亢進を生じさせうる膨大な因子の中から、周術期に使用される薬剤が与える影響を調べた。免疫抑制剤シクロスポリン、タクロリムスは移植術後に多用され血管平滑筋を収縮させるが、臨床使用濃度を上回る濃度を投与してもラット気道平滑筋に有意な収縮を生じなかった。また臨床における投与方法を再現すべく免疫抑制剤を連日投与した後の研究でも、アセチルコリンなどのアゴニストへの反応性は変わらなかった。さらに近年登場した筋弛緩拮抗薬スガマデクスについても気道平滑筋収縮を発生もしくは増強させることは無かった。以上より肺移植術後の気道過敏性亢進メカニズムは大変複雑で有り今回の研究で調べたもの以外の因子の関与が示唆された。
|