研究課題/領域番号 |
21592083
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
|
研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
石橋 道男 奈良県立医科大学, 医学部, 研究員 (40107032)
|
研究分担者 |
藤本 清秀 奈良県立医科大学, 医学部, 准教授 (50264867)
|
研究期間 (年度) |
2009 – 2011
|
研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2011年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2010年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2009年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
|
キーワード | 一側腎尿管閉塞解除ラットモデル / ガンマラクトン低分子化合物 / ベンゾイソフラノン低分子化合物 / TNF-α / アポトーシス / ガレクチン-3 / マトリックス応答 / 血管新生 / 1型コラーゲン / CD98/4F2hc/rBAT / ガンマラクトン化合物 / ベンゾイソフラノン化合物 / リコンビナントTNF-alpha / 抗アポトーシス活性 / 急性腎障害修復と再生 / マクロファージ / rBAT heavy chain of heterodimeric aminoacid transpoter / 一側尿管閉塞・解除腎モデル / rBAT heavy chain of heterodimeric aminoacid transporter |
研究概要 |
一側尿管完全閉塞解除モデルは水腎症による尿細管障害からの修復過程の解析を可能とするラットモデルであり、尿路閉塞時における乳頭基部・血管束から尿路上皮を含む髄質への細胞応答が観察できる。尿細管障害への修復再生に関連する"niches"となる可能性を想定した。この基盤研究により、TNFは尿細管周囲に1型コラーゲンを優位に誘導し、いっぽう、新規ベンゾイソフラノン低分子化合物はガレクチン-3、rBATを発現する細胞増殖と血管新生を誘導し、異なるマトリックス応答によって尿路閉塞による尿細管組織障害を軽減した可能性が示唆された。新規ベンゾイソフラノン低分子化合物にはTGFβ1による血管内皮細胞と尿細管細胞への抗線維化作用にくわえ、ガレクチン-3とrBAT分子の誘導による血管新生と抗アポトーシス作用をもち、従来のガンマラクトン誘導体よりも10倍以上の力価をもつことから、尿細管障害を主たる病変とする慢性移植腎機能障害への有効な治療薬となることが示唆された。
|