研究課題/領域番号 |
21592338
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
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研究機関 | 九州歯科大学 |
研究代表者 |
瀬田 祐司 九州歯科大学, 歯学部, 准教授 (90291616)
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研究分担者 |
豊島 邦昭 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (10112559)
豊野 孝 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (10311929)
片岡 真司 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (80364149)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2011年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2010年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2009年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 味蕾 / カドヘリン / 転写制御因子 / Mashl / GAD67 / AADC / マウス / 神経回路形成 / シナプス / ニューレキシン1 / カドヘリン24 / N-カドヘリン / 膜表面分子 / カドヘリンファミリー / III型細胞 |
研究概要 |
常に味細胞が更新される味蕾において、味の識別が常に正しく行われるためには、味細胞の更新が正確に行われ、かつ味情報を伝達する味神経がその味刺激に対する受容体を発現する味細胞を正確に認識して、シナプスを形成しなければならない。 本研究では、味細胞の分化制御機構の解明と、味細胞と味神経との間で行われている選択的なシナプス形成機序の解明を目的として、転写因子Mashlの味細胞分化における機能と、さらに味蕾における細胞膜表面分子の発現を検索した。 味蕾において細胞膜表面分子のN-cadherin, Neurexin1の発現がRT-PCR, in situ Hybridization,免疫染色によって認められた。また、味蕾内でN-cadherinは2型細胞のマーカーとNeurexin1は3型細胞のマーカーとの局在が一致した。 Mashlノックアウトマウスの味蕾を検索すると3型細胞のマーカーのAADC, GAD67の発現が消失し、Mashlが3型細胞の分化に関与していることが推測された。味蕾細胞の細胞型には、細胞型特有の膜表面分子が発現し、味神経が特定の味細胞を認識するために、味細胞の膜表面分子を認識している可能性が示唆された。
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