研究課題/領域番号 |
21654054
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
数理物理・物性基礎
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
守 真太郎 北里大学, 理学部, 講師 (70296424)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
1,980千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 180千円)
2011年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2010年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2009年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | 非平衡・非線形物理学 / 社会物理 / 情報カスケード / 予測モデル / スケール不変性 / 統計力学 / 確率モデル / 相転移 / 投票 / 集団知 / 群れ / 予測精度 / ランダムウォーク / 予測 / 競馬市場 / Accuracy Ratio / べき乗則 / カオス |
研究概要 |
競馬、天気予報、クレジットリスクに関する予想について、スケール不変性の観点から研究を行った。競馬市場では、単勝馬券の馬の得票率と勝率がほぼ一致することが知られていたが、得票率が1%以下のときは一致せず、得票率0%からカウントした勝馬の数と負け馬の数の間にべき乗則が成立することを見出した。この発見を基礎に、多数の人が集団で予想を形成する過程をモデル化し、集団実験で検証を行った。最大の成果は、ヒトが他人の情報をコピーするという先天的な性質が、集団というマクロレベルの相転移を引き起こすことである。
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