研究課題/領域番号 |
21659027
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
創薬化学
|
研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
小林 信之 長崎大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (30150329)
|
研究期間 (年度) |
2009 – 2010
|
研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
|
配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2010年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2009年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
|
キーワード | DDS / ウイルス様粒子 / ベ^ターノダウイルス / 再構築 / ナノパーチクル |
研究概要 |
ノダウイルスはRNAを遺伝子として持つウイルスであるが、その構造はカブシド蛋白N、一種類が180分子集まってできた最も単純な構造を持っている。我々はその点に着目しノダウイルスのウイルス様粒子VLPを用いた新規DDSシステムの開発を目的として実験を行った。これまでの2年間にウイルスN蛋白質遺伝子を大腸菌で発現させVLPを作製した。さらに作製したVLPをEGTA存在下にバラバラに分解し、このバラバラに分解したN蛋白質を再びウイルス粒子に作り直すことを試験管内で成功した。この再構成時にウイルス粒子からウイルスゲノムを精製し加えることにより、ウイルス遺伝子を含んだノダウイルスの再構成に成功した。この再構成ウイルスは細胞に感染力を有している事を明らかにする事ができた。この成果は試験会内でウイルス成分を人工的に用いて感染性ウイルスを作り出したという点で世界で初めての成果である。本研究ではウイルスゲノム由来の遺伝子以外の遺伝子や蛋白質を人工ウイルス粒子内に封入する事を目的としてきたが、期間内には達成する事ができなかった。
|