研究課題/領域番号 |
21686054
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
建築構造・材料
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研究機関 | 独立行政法人防災科学技術研究所 |
研究代表者 |
長江 拓也 独立行政法人防災科学技術研究所, 減災実験研究領域兵庫耐震工学研究センター, 主任研究員 (90402932)
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研究協力者 |
榎田 竜太 京都大学, 大学院・工学研究科, 日本学術振興会特別研究員
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
9,880千円 (直接経費: 7,600千円、間接経費: 2,280千円)
2011年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2010年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2009年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 鋼構造建物 / 基礎 / 摩擦 / すべり / 損傷抑制 / 振動台実験 / すべり速度 / 潤滑 / 黒鉛 |
研究概要 |
本研究では、鋼構造建物の1階の柱脚を固定せずに、ある水平力に対してすべる条件にすることで、上部構造に加わる地震力を低減し骨組損傷を抑制する構造形式の開発をめざした。一連の振動台実験では、まず、通常の鋼製柱脚と基礎モルタル間における静止摩擦係数と動摩擦特性を検証した。次に、柱脚の摩擦係数を低減するための鋳鉄製柱脚および黒鉛潤滑柱脚を提案し、これらの静止摩擦係数と動摩擦係数が0.3以下になることを明らかにした。さらに上部構造の損傷を抑制しつつ柱脚のすべり変位を抑制するためのストッパーに必要な条件を検証した。得られた摩擦特性等を組み込んだ建物モデルに対する地震応答解析に基づき、建物としての損傷抑制効果を検証し、実験結果および解析結果を踏まえて耐震性評価手法の構築に取り組んだ。
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