研究課題/領域番号 |
21710089
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
環境技術・環境材料
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
北岡 賢 大分大学, 工学部, 研究員 (50457602)
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研究協力者 |
信岡 かおる 大分大学, 工学部, 技術職員 (10398258)
石川 雄一 大分大学, 工学部, 教授 (30184500)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2010年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2009年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | グリーンケミストリー / イオン液体 / バイオマス / セルロース / 酸触媒 / 二相系反応 |
研究概要 |
本課題では酸性イオン液体を用いて、セルロースからバイオ燃料を得るグリーンな手法を開発した。最初に、[C_4mim][C1]にセルロースを溶解し、[C_4C_<4-SA>im][CF_3SO_3]を酸触媒として用いた均一系反応によりグルコース生成反応を行った。この反応ではグルコースが得られたが、時間経過に伴い分解物が増加することが分かった。そこで、[C_1Him][C1]にセルロースを溶解した状態で塩酸を触媒として混合し、1,2-ジクロロエタン(抽出溶媒)と二相系でセルロース分解を行った。[C_1Him][C1]:濃塩酸=3:1混合溶媒で反応を行うと、5-(クロロメチル)フルフラール(1)が生成した(33%)。1はエタノールと迅速に反応し、エネルギー化合物5-(エトキシメチル)フルフラールが得られた(93%)。また、使用したイオン液体は回収、再利用することで、3回繰り返し反応することに成功した。
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